アーセナルに所属するサッカー日本代表の冨安健洋　撮影：中地拓也

　現地時間の5月19日、プレミアリーグ最終節が行われた。優勝を争って戦ったアーセナルで、貴重な同点弾をサッカー日本代表DFが決めた。 ■【動画】「何回見ても鳥肌」「マジで神!」優勝を懸けた大一番で決めた「冨安健洋のゴール」■ 　今季の優勝が決まるプレミアリーグ第38節。王者の座を懸けて試合に挑んだのは、首位・マンチェスター・シティと2位のアーセナルだ。マンチェスターCは勝点88でウェストハムと対戦。対するアーセナルは、勝点86でエヴァートンと対戦した。 　アーセナルが優勝するには、マンチェスター・シティが引き分け以下となったうえでアーセナルが勝利すること。そのため、まずはエヴァートンに打ち勝つ必要があったが、先制したのはそのエヴァートンの方だった。 　雲行きが怪しくなるアーセナルだったが、先制を許した直後の前半43分に同点弾を決める。このとき、アーセナルは右サイドでボールを回しており、マルティン・ウーデゴールが高い位置からゴール前にグラウンダーのマイナスクロスを送る。 　その軌道の先にいたのが、冨安健洋だ。この日、4-3-3の左SBで先発出場すると攻守に素晴らしいパフォーマンスを見せていた冨安が、機を見てゴール前まで迫る。そしてペナルティエリア内で右足で合わせて見事にゴールネットを揺らしたのである。

■「何回見ても鳥肌」

　左SBながらゴール前まで上がって決めたこのゴールに、日本人サッカーファンも興奮する。以下のような声を上げているのだ。 「いやいやいや!大事な試合でこんなことやってのけるんかい!試合通じてポジショニング一切間違えへんのなんなん?」 「まーじでえぐい」 「ここで決めるあたり役者がすぎる!!!」 「重要な試合で初ゴール　まじで最終節みんな見るべきや」 「マジで神!トミーだよ」 「何回見ても鳥肌」 「この大一番でゴラッソ決める侍かっこよすぎやろ」 　アーセナルはその後、逆転弾を決めて2-1で勝利。勝点を89に伸ばす。 　しかし、他会場で行われた試合にマンチェスター・シティが勝利。アーセナルは優勝することが叶わず、2位でシーズンを終えることとなった。