地元の両雄・白井英治、寺田祥が復活を狙う/ボートレース徳山・徳山クラウン争奪戦事前情報
展望
ボートレース徳山では9月24日から年に一度の祭典GI「徳山クラウン争奪戦開設71周年記念競走」が開幕する。注目度ナンバーワンは約4年半ぶりの当地参戦となる峰竜太だ。浜名湖周年、芦屋九州地区選で優勝して、今年すでにGIは2V。当地は出走機会こそ少ないが、走れば好成績を残している。グランプリトライアル2ndスタートを狙って獲得賞金アップを目指す戦いに注目だ。 【写真あり】 出場予選選手の一覧はこちら 白井英治、寺田祥の地元両雄が迎え撃つ。白井は7月に、寺田は8月に当地を走っていてともに優勝と下見は万全。地元タイトル流出を防ぐ。また、ベテラン多めのメンバー構成で、今節では「若手」に位置する上條暢嵩、中村晃朋、藤原啓史朗、松山将吾が注目候補だ。
水面・モーター
休催明けの6月に新モーターに衣替え。まだ2か月ちょっとで判断は難しい。それでも安定して好ムードなのが「71号機」と「72号機」。どちらも総合的に強めの動きで安定感がある。7月後半から8月にかけて上向いたのが「35号機」、「39号機」、「51号機」。いずれも出足強力タイプで、接戦で威力を発揮した。他では「27号機」、「33号機」、「42号機」、「16号機」も好調だ。 水面は全国トップのイン天国。この時期は緩やかなホーム追い風で水面が荒れることも少なく、逃げ連発となる日が多い。そもそも季節に関係なくインが強いので、実力接近のGIならなおのことインが有利だ。ただ、たまに強めの追い風となることもあり、その時は差しが狙い目になる。
今節のキモ
なんといっても、地元の白井と寺田に期待。白井は昨年の10Vから一転、今年の優勝は7月徳山での1度のみ。本人も「自分でも信じられない」と話すほどの不調ぶりだ。寺田も下関と当地で2度のVはあるが、来年のSGクラシック出場は現時点では厳しい。白井とともに地元周年で権利獲得を目指す。 注目は整備。流行りのセット交換は当地でも乱発されているが、良くなったケースとあまり変わらないケースが半々。整備巧者が揃うこともあり、セット交換だけでなく、そのほかの整備によりシリーズ中の相場変動も大いにありそう。整備状況と機力変化はいつも以上に要チェックだ。
マクール