【高校野球】名門・横浜が極めて異例の2年生主将で夏へ 「チームを変えてくれ」5月に交代…神奈川抽選会
第106回全国高校野球選手権神奈川大会(7月5日開幕)の組み合わせ抽選会が8日、横浜市内で行われ、春夏計5度の甲子園優勝を誇る名門・横浜は、座間総合と生田東の勝者と初戦を争うことになった。 抽選会にはリードオフマンの阿部葉太外野手(2年)が出席し、5月から新主将に就任したことを明かした。横浜が2年生のキャプテンで夏の戦いに臨むのは、極めて異例だ。 チームは昨秋の関東大会1回戦で花咲徳栄(埼玉)に6-8で惜敗し、センバツ行きを逃した。今春は神奈川大会準決勝で東海大相模に1-5で敗れた。村田浩明監督からは「チームを変えてくれ」と就任要請があったという。 新キャプテンは「どっちにしろ秋には、『自分が引っ張っていかないといけない』と思っていたので、その時期が早くなったとしか思っていない。動揺はなかった。『自分がやってやろう』という思い。チームを引っ張っていけたらなと思います」と語った。 「選手同士で厳しく言い合って、好かれようとはせずに、チームが勝つために必要なことをどんどん言っていきたい」と阿部。3年生からも「グラウンド上では学年関係なく」との言葉があったという。 「もう一回、『神奈川には横浜があるぞ』と見せつける106回大会にしたい」。頂点を目指す戦いが、幕を開ける。(加藤 弘士)
報知新聞社