仏サービスPMI、11月46.9に低下 政局不透明感が圧迫
[パリ 4日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた11月のフランスのHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は46.9で10月の49.2から低下した。速報値の45.7からは上方改定された。予算案を巡り野党と対立するバルニエ政権退陣懸念が重しとなった。 サービス業の景況感は3カ月連続で悪化。夏季五輪中に回復が見られた景気は失速しつつある。 サービス業と製造業を合わせた総合PMIは48.1から45.9に低下した。 企業の信頼感は約4年ぶりの低水準。ハンブルク商業銀行(HCOB)のエコノミスト、タリク・カマル・チョードリー氏は予算案を巡りバルニエ政権が崩壊する可能性がある状況にあり、不透明な政局に対し企業マインドがいかに脆弱化を示していると述べた。