【写真：産経新聞社】

　ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、水原一平被告の違法賭博スキャンダルに悩まされているが、MLBも同様に悩まされている。相次ぐ違法賭博スキャンダルにMLBも対応しなくてはならない。米メディア『エッセンシャリースポーツ』のシュラバナ・セングプタ記者が言及した。 【写真】日本人メジャーリーガー、歴代最高年俸ランキング 　数百万ドルが盗まれ、不正な賭けが行われていたという水原被告の事件は、MLBの脆弱性を露呈した。ロブ・マンフレッドコミッショナーは捜査を連邦政府に任しており、MLBの捜査には限界があることを明言した。 　さらに、大谷がロサンゼルス・エンゼルス時代に同僚だったデビッド・フレッチャー内野手の違法賭博も事態を複雑にしている。フレッチャーが水原被告と同じ違法ブックメーカーで賭けをしていたという報道は、MLBが賭博ポリシー違反の可能性を暴くためにメディアに依存していると浮き彫りにした。 　この状況にセングプタ氏は「水原一平の賭博スキャンダルの余波を受け、MLBは綱渡りの状態にある。ロブ・マンフレッドコミッショナーは、スポーツの健全性を守る任務を負っているが、リーグの限界を認識しつつ、違法賭博の陰湿な影響と闘うという困難な課題に直面している」と言及した。