「やっぱり小久保イズムと言いますかね」「クライマックスと日本シリーズは強いんだという思いを持ってますんで」ソフトバンク王貞治球団会長の一問一答
◆オリックス4―9ソフトバンク(23日、京セラドーム大阪)【#OTTOホークス優勝特集】 ソフトバンクが4年ぶり20度目のリーグ優勝を飾った。試合後、王貞治球団会長の一問一答は次の通り。 ■松葉杖でグラウンドへ…近藤が小久保監督と熱い抱擁【写真】 ―4年ぶりのリーグ優勝への率直な思いは。 「ちょっと3年間ね、遠回りしちゃったんだけど。やはり気分を新たにしてね、今年、小久保監督になって、やっぱり小久保イズムと言いますかね、選手たちをうまく動かして、シーズン最初からいい形でスタートできましたからね。3年分の思いが重なって、今年は本当に強かったですよ」 ―開幕直後から首位を譲らなかった独走優勝の要因は。 「選手たちがそれぞれ自分の持ち味を十分出してくれました。監督は若い人をどんどん使ってね。若い選手にも自信をつけさせたし、レギュラークラスの人もうかうかしてらんないっていう気持ちで、競争は今までの3年間なかったものが出ましたんで。それが良かったと思いますね」 ―投手陣の立て直しに見事に成功した。 「シーズン開幕の前は『どうなるかな』と実は思ってたんですけどね。有原くんが(状態が)上がってきてからは、エースとして頑張ってくれましたんで、そういう点ではいいように回るようになりましたね。ピッチャーは前の3年間を入れても、一番良かったんじゃないかと思います。防御率も良かったですしね」 ―打撃陣では近藤、そして山川も加わった強力なクリーンアップも光った。 「近藤選手は2年目でね、1年目以上に頑張ってくれました。山川くんは一番ホームランが出るっていうのがね。試合の流れを一振りで変えるっていうので、チームにすごく勢いというか、勇気をつけてくれましたよね。『今年はいけるんだ』って、選手たちがそれぞれ思ったんじゃないか。それは大きかったですね」 【おすすめ記事 王会長の一問一答完全版】 「新しいチームではやりにくいんだろうと思うんですが…」王会長が賞賛した選手は? ▼下記の関連記事から▼
西日本新聞社