天才イクイノックスが引退!有馬記念には出走せず種牡馬入りへ、未来につなぐ最強の証明
11月30日(木)、イクイノックス(牡4、美浦・木村厩舎)の引退がシルクホースクラブから発表された。今後は社台スタリオンステーションで種牡馬入りする予定。 22年皐月賞2着、ダービー2着とクラシックでは主役の座を譲ったイクイノックス。その才が開花したのは同年の天皇賞・秋だった。豪快な差し切りでG1初制覇を果たすと、それからは海外含むG1を6連勝。 これまでのレースで獲得した総賞金は22億1544万6100円で、三冠牝馬アーモンドアイや父親であるキタサンブラックを超えて堂々の歴代1位。またラストランにもなった今年のジャパンカップ終了後、英競馬メディアのタイムフォーム社はイクイノックスのレーティングを136と発表。エルコンドルパサーと並ぶ日本歴代首位かつ、現役の世界ランキングでもトップの数値に認定した。 名実ともに最強となった天才に、もはや勝つべき戦いは残っていなかったのかもしれない。今後は種牡馬として、より深く長く、その名を競馬の歴史に刻んでいくことだろう。 イクイノックス (牡4、美浦・木村厩舎) 父:キタサンブラック 母:シャトーブランシュ 母父:キングヘイロー 通算成績:10戦8勝 重賞勝利: 23年ジャパンカップ(G1) 23年天皇賞(秋)(G1) 23年宝塚記念(G1) 23年ドバイシーマC(G1) 22年有馬記念(G1) 22年天皇賞(秋)(G1) 21年東京スポーツ杯2歳S(G2) ※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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