【下関ボート・SGチャレンジカップ】3日目まで未勝利…追い詰められた峰竜太が奇跡の逆襲へ
下関ボートの「SG第27回チャレンジカップ」は22日、予選最終日となる4日目を迎える。 ◇ 崖っぷちで最強レーサーの真価を発揮する。峰竜太(39、佐賀)は3日目4Rを枠なり6コースから5着。初日ドリーム戦で6着大敗、2日目後半12Rの絶好枠では2着に敗れるなど4走してよもやの未勝利で得点率24位タイからの大勝負に追い込まれた。 「2日目から明らかに悪くなっている。回転は上がっていても出足で進まなくなってきているし、スリットでも下がり気味。チャレンジカップはみんないいエンジンなのできついです」 低評価の19号機に初日からクランクシャフト交換するなど底上げを模索しているが依然、パワー不足。それでも「可能性がある限りあきらめず、やれることをやってみる」と幾度となく逆境をはね返してきた、SG6冠のスーパースターは前を向く。賞金ランクはグランプリ出場当確圏の5位につけるが、「なんとかベスト6に生き残りたい気持ちはある」と3度目のGP制覇へ向けて、同6位以内の死守、トライアル2ndからの出場は譲れない。 準優へは2、4枠の2、7Rで15点以上がノルマ。「枠番的にはいいですね。(非力なエンジンでの)ボートレースは難しいなと感じるけど、1着を取ればいつも以上にうれしいし、いいターンをして〝魅せたい〟です」。2025年前期(今年5月~10月)勝率8・70で12度目の№1に輝いた出色の技量で難局を打破する。(小出大輔)