セールスフォースのインフォマティカ買収交渉、価格で折り合わず失速
(ブルームバーグ): クラウドベースの顧客管理(CRM)ソフトウエアを手掛ける米セールスフォースによるデータ管理会社インフォマティカの買収交渉は、両社が条件面で折り合えずに失速している。事情に詳しい関係者1人が明らかにしたもので、両社は価格面で合意できていないという。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は21日、買収交渉の勢いがなくなりつつあると報じた。セールスフォースとインフォマティカの担当者はコメントを控えた。
インフォマティカの株価は19日のニューヨーク市場で35.19ドルで終了し、時価総額は約105億ドル(約1兆6200億円)となった。
このディールが実現すれば、セールスフォースによるものとしては2021年のスラック・テクノロジーズ買収(270億ドル強)や19年のタブロー・ソフトウエア(150億ドル強)買収に次いで過去最大級となる。
原題:Salesforce Talks With Informatica Said to Cool Over Price(抜粋)
--取材協力:Ryan Gould.
(c)2024 Bloomberg L.P.
Katie Roof