飲みの席で泥酔し、社長に「暴言」を吐いてしまいました。仕事中ではないし、お酒も入っていたので、「減給」や「解雇」にはなりませんよね…?
社会生活において職場の飲み会はビジネスとプライベートが交差する場であり、ここでの行動が仕事に影響を及ぼすことも少なくありません。 とくに上司や社長に対する不適切な言動は、後日大きな問題に発展する可能性があるため注意が必要です。飲み会での失態、失言を理由に減給や解雇になる可能性があるのかどうか考えてみましょう。
飲み会での失態は仕事に影響するのか
飲み会での行動は仕事のパフォーマンスと直接的には関連しないように思われがちですが、職場の人間関係や社内の評判に大きく影響します。 とくに上司や社長への暴言は職場の雰囲気を悪化させるだけでなく、個人のキャリアにも悪影響を与える可能性があるため注意が必要です。 多くの場合飲み会は勤務時間外の扱いですが、仕事中ではないといってもその場にいるのは職場のメンバーに違いありません。その場が勤務時間かどうかに関係なく、一緒に働くメンバーの人間性はとても重要です。 非公式の場であっても社会人としての自覚を持ち、相手との関係を良好に保つ行動が求められます。飲み会での失態により人間関係が悪化し、信頼関係が損なわれたりチームワークが崩れたりすることは十分に考えられる以上、結果的に仕事の効率や成果にも影響を及ぼす可能性はあるといってよいでしょう。
一般的に減給や解雇になるのはどんなとき?
職場での行為が減給や解雇につながるのは、通常ならば職務遂行に関わる重大な違反や企業の規則、ポリシーに反する行為があった場合です。 例えば業務上のミス、機密情報の漏えい、職場内での嫌がらせや暴力行為などが挙げられます。飲み会は一見して業務とは関係のないオフの場に思えますが、そこでの暴言や行動による影響は人間関係を悪化させかねません。 飲み会の場は業務時間外であるものの、職場の規範や倫理に反するとみなされれば重い処分の対象となることがあります。とくに社長や上司への尊敬を欠く言動は職場の秩序を乱す重大な問題と捉えられることがあり、その後の対応によっては減給や解雇の可能性も否定できません。