新潟医福大が夏冬連続の全国決勝へ! 王者・明大との120分死闘はPKで決着…悲願の初日本一を懸け、東洋大とファイナルで激突
[12.25 インカレ準決勝 明治大 0-0(PK3-4) 新潟医療福祉大 栃木県グリーンスタジアム] 【写真】「イケメン揃い」「遺伝子を感じる」長友佑都の妻・平愛梨さんが家族写真を公開 第73回全日本大学サッカー選手権(インカレ)は25日に準決勝を行った。明治大(関東1)と新潟医療福祉大(北信越1)の対戦は、0-0の延長戦の末に、新潟医福大がPK戦で4-3の勝利。28日の決勝で東洋大(関東3)と対戦する。 2連覇を狙う明大だが、試合直前にアクシデント。MF藤森颯太(3年=青森山田高)がウォーミングアップに負傷し、MF林晴己(3年=高川学園高)が先発入り。ベンチメンバーにはFW高足善(2年=前橋育英高)が補充された。4-4-2の布陣で林以外は準々決勝と同じメンバー。GKは上林豪(4年=C大阪U-18/C大阪内定)、4バックは左からDF多久島良紀(2年=青森山田高)、DF永田倖大(4年=鳥栖U-18/京都内定)、DF小澤晴樹(2年=大宮U18)、DF内田陽介(4年=青森山田高/東京V内定)。2ボランチはMF常盤亨太(4年=FC東京U-18/FC東京内定)とMF木内達也(4年=鹿島ユース)。サイドハーフは左がFW中村草太(4年=前橋育英高/広島内定)、右が林。2トップはMF熊取谷一星(4年=浜松開誠館高/東京V内定)と、前の試合から前線で起用されたMF島野怜(3年=仙台育英高)が入った。 夏冬連続の決勝進出を目指す新潟医福大。主将CB秋元琉星(4年=青森山田高/群馬内定)が累積警告で出場停止となり、ここまでアンカー起用のDF細井響(3年=習志野高)がCBとして立った。アンカーにはMF向井俊貴(2年=佐野日大高)が起用された。4-3-3の布陣でGKは桃井玲(4年=桐光学園高)、4バックは左からDF白石蓮(1年=尚志高)、細井、DF大塚天翔(4年=正智深谷高)、DF成瀬護(4年=札幌U-18)。アンカーは向井が立つ。インサイドハーフはMF松本天夢(4年=高崎経済大附高/長崎内定)とMF高足龍(3年=流通経済大柏高)。前線は左からMF田澤夢積(3年=青森山田高)、FW吉田晃盛(3年=九州国際大付高)、MF上之平暉羅(3年=磐田U-18)が並んだ。 明大は個の強さに加え、高い連係で突破を図る。前半9分には中村が左サイドからカットインして右足シュート。しかし、GK桃井にセーブされた。新潟医福大は敵陣に近寄りながら、細井のロングスローで決定機を狙う。両チームともにチャンスは作ったが、前半はスコアレスで折り返した。 後半も明大が攻め、新潟医福大が集中力を保って守備を張る。後半16分には新潟医福大にも決定機。向井のロングボールを吉田が収め、敵陣内の左サイドからPA中央に折り返す。走り込んだ松本が左足で合わせるも、ゴール上に飛んでいった。 明大は21分に交代カード。内田を下げ、DF稲垣篤志(2年=浦和ユース)が入る。直後のCKではチャンス。ショートコーナーでリスタートし、熊取谷の右足シュートはGK桃井の好セーブにはじかれた。新潟医福大は24分に田澤に代えて、準々決勝で2得点に関与したMF森駿人(1年=市立船橋高)が出場。2分後には高足龍を下げ、FW青木友佑(4年=FC東京U-18)が入った。 その後も交代カードを駆使しながら、スコアレスで時間は進んでいく。90分で勝敗はつかず、延長戦に突入。それでも得点は決まらず、PK戦での決着となった。 新潟医福大はGK桃井が3本目、4本目を2連続セーブ。4-3でPK戦を制し、28日の決勝進出。初の全国制覇に王手をかけた。
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