藤森慎吾「監督が“引くに引けなくて”と言うなんて前代未聞」 小栗旬監督のオファー理由にツッコミ
お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾さん(41)が15日、短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS Season6』の公開記念舞台挨拶に出席。藤森さんが主演した短編映画『1/96』で監督を務めた小栗旬さん(41)がサプライズで登場し、会場を沸かせました。 小栗旬 監督作の主演は藤森慎吾 緊張具合は「手と足が一緒に動いちゃうって感じのガチガチさ」
映画上映前にステージに登壇した藤森さんは、会場内を見渡して「よかった! お客さんに入っていただいて。今日は心配しておりました、藤森ひとりで心細いなと思っていたので。ありがとうございます」と、安堵(あんど)の表情を浮かべました。 その後、作品や自身が演じた役柄について語りましたが、改めて観客に向かって「だいたいこういう時って監督が来ますよね。小栗旬は何やってるんですかね? 最初はみんなで舞台挨拶だね、なんて話をしていたんで。こっちも意気揚々と、バチッとスーツでも着てと思っていたのに、藤森ひとりだなんてね」と、ぼやきはじめた藤森さん。その流れで会場の観客からの質問を受け付けることに。 ひとりの男性客から「僕、この映画をよく見ているんですけど、冒頭の方の藤森さんの演技がすごくかたく感じるんですが。あれはどういう芝居なんですか?」と質問を受けた藤森さんは、男性の声、そして全体の雰囲気から、その正体が小栗さんであると気づいたようで、「あれ…? え…? うそ!」とたたみかけると、「今日いたんじゃない! 知らなかった。どういうサプライズなの?」と興奮まじりに語るなど、驚きを隠せない様子を見せました。
客席から舞台に登場した小栗さんは、「ずっと(舞台挨拶を)聞いていました。すごく汗かいてますね」と話すと、藤森さんは「そりゃそうですよ。なんとかひとりで頑張って盛り上げなきゃと思っていたんですから」と返答。 改めて、藤森さんの芝居がかたかったことについて、小栗さんが触れると「あれは緊張ですよ。小栗監督がいて、スタッフのみなさんもいるしね」と説明。小栗さんは「ほんとにガチガチでしたね」と当時の撮影を振り返りました。 最初は緊張をしていたという藤森さんですが、小栗さんは「そこからの伸びはすごかった。どんどんどんどんよくなっていった」と感心した様子も見せました。 時には藤森さんが「小栗監督ならどう演じるんですか?」とアドバイスを求めることもあったそうで、芝居の参考にしていたといいますが、小栗さんは「でも途中から“あれ? 俺がやればよかったかな”と思った」と冗談まじりに話すと、藤森さんは「そりゃそうかもしれないけどさ、絶対にそんなこと言っちゃダメよ」とツッコミました。 さらに小栗さんは、藤森さんに主演のオファーをした経緯について「元々は違う企画を考えていて。その企画のお父さん役を藤森くんにお願いしたいと思っていたんですよ。でも企画がどんどん変わっていく中で『1/96』にたどり着いたんですけど、以前の企画の時点でやってほしいと藤森くんに話していたので、だから引くに引けなくて。言っちゃった手前、仕方なく…(笑)」とジョークを交えて回答。 藤森さんは「引くに引けないキャスティングってなんだ!? 数々の舞台挨拶があるけど、監督が“引くに引けなくて”と言うなんて前代未聞だよ!」と再びツッコミをいれました。 藤森さん、小栗さんが参加したのは、俳優の山田孝之さんらがプロデュースする短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS Season6』(公開中)。『MIRRORLIAR FILMS』は2020年から始動したプロジェクトで、これまでのSeason1~5では、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した42本の短編映画が劇場公開されています。