早くも絶望”…?いまだ試合出場なしの1軍戦力(2)トレード移籍で“大ブレイク”も
2024年シーズンのプロ野球は、開幕から2ヶ月以上が経過。例年通りの活躍を見せる選手、ブレイクの兆しを見せている選手など、その現状は様々だ。中には、一軍でも戦力となる実力がありながら、今季はファームでの出場すら叶っていない選手がいる。今回は、いまだ試合出場がない一軍経験者を紹介する。
池田隆英
投打:右投右打 身長/体重:181cm/86kg 生年月日:1994年10月1日 経歴:創価高 - 創価大 ドラフト:2016年ドラフト2位 北海道日本ハムファイターズで才能を開花させた池田隆英は、復活に向けて前進している状態だ。 池田は創価高でプレーしていた中、3年夏に右膝前十字靱帯断裂という大ケガを負った。創価大に進学後も、当面はリハビリを余儀なくされることに。 それでも2年時に復活を遂げ、高校からの同期である田中正義(現:日本ハム)とともに、ドラフト上位候補と呼ばれる存在に。2016年ドラフト2位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した。 しかし、入団後はコントロール面で苦しんだ。プロ2年目の2018年に一軍デビューを果たしたが、15試合の登板で1勝5敗、防御率5.91と振るわず。楽天では芽が出ないまま、2021年に横尾俊建とのトレードで日本ハムに移籍した。 すると、新天地では積極的に起用される機会が増えた。昨季は自己最多を大幅に更新する51試合に登板し、26ホールドポイント(1勝5敗25ホールド)、防御率2.86をマーク。同年はセットアッパーを任され、課題の四球も大幅に減少した。 しかし今季は、右肘痛で出遅れて開幕一軍入りが叶わず。ただ、5月下旬には実戦形式の打撃練習に登板しており、復活への期待感が高まっている。
ベースボールチャンネル編集部