スウィングの形より先に意識したい! 正しい股関節・骨盤の動かし方とは?【謎キャラコーチ『わきゅう』の気になる話♯56】
坂詰 こちらは、写真Aのように、体の正面でクラブを杖のように持ち真っすぐ片足で立った状態を作ります。このとき、持ち上げたほうの足の甲は、地面につけているほうの脚のふくらはぎに絡ませてください。 この体勢を作ったら、持ち上げた脚を右に振りながら腰を右に回旋、持ち上げた脚を左に振りながら腰を左に回旋させるんです(逆の脚も同様に)。 O編 持ち上げた脚を左右に振ると、勢いで骨盤が回しやすくなるね。 坂詰 そうなんです。惰性の力を使うと骨盤の回旋が楽にできるんです。最初のうちは、脚を左右に振る力で骨盤を回旋させて、慣れてきたら、骨盤を左右に回旋することで脚を振るといいでしょう。 O編 何度もやると、バランスが保ちにくいね。 坂詰 その場合は、壁や柱に手をついた状態で行うといいと思います。 O編 あぁ、これなら楽だ。
坂詰 あとは、股関節が硬いと、骨盤を動かしにくいので、股関節の可動域を広げる運動もして おくといいと思います。 写真Bのように、クラブを杖にして片足で立ったら、持ち上げた脚を前後左右に振るんです(逆の脚も同様)。毎日少しでいいから、こういう運動を続けてもらえば、股関節の可動域が広がり、骨盤を動かしやすくなると思います。 O編 何事も、一歩一歩だね。 坂詰 とにかく、股関節の動きは大事なので、手先の動きや、スウィングの形を気にする前に、ここだけは身につけてもらいたいですね。 PHOTO/Hiroaki Arihara ※週刊ゴルフダイジェスト2024年3月19日号「ひょっこり わきゅう。第56回」より
週刊ゴルフダイジェスト
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