【MLB】常勝軍団アストロズ 今オフ最大の優先事項は正三塁手ブレグマンとの再契約 ブラウンGMが明言
8年連続でポストシーズン進出を果たし、うち7シーズンは地区優勝している常勝軍団アストロズ。しかし、球団史上最高の黄金期を支えた主力選手たちは毎年のようにチームを去っており、今オフは正三塁手アレックス・ブレグマンがキャリアで初めてFAとなった。2016年7月にメジャーデビューして以来、アストロズの正三塁手を務めてきたブレグマンについて、デイナ・ブラウンGMは「チームに残ってほしい。彼との再契約が今オフ最大の優先事項だ」と明言している。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 現在30歳のブレグマンは2015年ドラフト1巡目(全体2位)指名でアストロズに入団。2016年7月にメジャーデビューを果たすと、そのまま正三塁手に定着し、2017年から始まる8年連続ポストシーズン進出の黄金期に大きく貢献してきた。2019年には41本塁打、112打点、OPS1.015という自己最高の成績を残し、MVP投票では2位にランクイン。メジャー9年目の今季は145試合に出場し、打率.260、26本塁打、75打点、OPS.768をマークした。 ブラウンGMによると、ブレグマンの代理人を務めるスコット・ボラスとの話し合いは、現在進行形で行われているようだ。ブラウンGMは2024年シーズンの最後の6週間もボラスとの交渉を行っていたことを明かしており、交渉はまだ初期段階ではあるものの、「前向きな話し合いをすることができている」と手応えを口にしている。正式なオファーをすでに提示したかどうかについては明言を避けたが、「彼はここでプレーすることが大好きだし、我々も戻ってきてほしいと思っている。これが我々の今オフの最優先事項だ」と語り、ブレグマンとの再契約に全力を注ぐ方針であることを明言した。 なお、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」では、ブレグマンを今オフのFA選手ランキングの3位としており、7年1億8200万ドル(年平均2600万ドル)の契約を結ぶことを予想。同サイトの有識者4人のうち2人はアストロズとの再契約を予想したが、残りの2人はブレグマンの移籍先としてブルージェイズとマリナーズを挙げている。