『たまごっち』など定番おもちゃが時代に合わせ“進化” 『人生ゲーム』は結婚マスが変更
クリスマス商戦に向け玩具メーカーが商品を展示する『クリスマスおもちゃ見本市2023』が、6日、7日に東京・台東区で開催されました。『たまごっち』や『人生ゲーム」といった、長年愛されている定番のおもちゃの“進化”に注目し、取材しました。 【画像】【昭和のおもちゃが進化】環境に優しい“モグラたたき” 遊び方にも変化が
■シリーズ初 長年愛される『たまごっち』に搭載された新機能
1996年の発売開始以来、全世界でシリーズ累計9100万個以上（メーカー発表）を販売している人気おもちゃの『たまごっち』。新しく発売された『Tamagotchi Uni』には、シリーズで初めてWi-Fiが搭載されました。 Wi-Fiの搭載により、たまごっちたちのメタバース空間『Tamaverse（たまバース）』で、世界中のユーザーが育てたたまごっちと交流ができるようになりました。カーレースなど世界中のユーザーが参加できるイベントが毎月開催されたり、世界中のたまごっちとマッチングして結婚させたりすることができるといいます。
担当者によると、平成生まれのたまごっちは最近の若者にも人気があるそうで、「“平成レトロ”ブームや“Y2K”ブームがZ世代の中で話題になっていると思いますが、そこにたまごっちが引っかかってきているかなと。様々なタイアップもしていたり、初代のアナログなデザインが受け入れられたりして、たまごっちが話題になって、最新の商品を知って買っていただいているのかなと思います」といい、幅広い世代に楽しまれるおもちゃになっていました。
■『人生ゲーム』は“多様性”をふまえて進化
1968年に初代が発売開始されてから、約7年ぶりにリニューアルされたスタンダード版の『人生ゲーム』。今回で8代目となりました。今回リニューアルされたポイントは、人物ピンの色と“結婚”のマスです。 リニューアル前の人物ピンはピンクと青の2色でしたが、「もっと色があった方が楽しいのでは」という考えから、今回新しく白、赤、黄、緑の4色が追加され、計6色になりました。
また、以前までは“結婚”のマスを通ると、結婚をし、人物ピンをコマに乗せてルーレットでもらえるご祝儀の金額が変わるという仕様でしたが、今回からはマスが「ルーレットをまわし、結婚するかしないかを決める」という内容に変更されました。
このリニューアルについて担当者は、「人生における多様性や選択肢が話題になったり、皆さんの考えの変化が前回のリニューアルから今回までの間にあったため、今回反映しました」と話しました。
