温泉の街・指宿の名所復活! 薩摩富士ながめ波の音に癒やされながらポカポカ砂むし 山川「砂湯里」被災超え3年ぶり営業再開
近くの斜面が崩壊し、復旧のため休館していた鹿児島県指宿市の山川砂むし温泉「砂湯里」が5日、約3年ぶりに営業を再開した。開館前にセレモニーがあり、関係者らがテープカットをして祝福。一般客も次々と訪れ、開聞岳や東シナ海を望む砂浜で波の音を聞きながらの入浴を楽しんだ。 【写真】砂浴場からは、東シナ海や開聞岳が見渡せる=5日、指宿市の山川砂むし温泉「砂湯里」
セレモニーでは、同市の打越明司市長が「リスタートを迎えられてうれしい。指宿にとって新たな魅力を発信していく場所にしていきたい」とあいさつ。一般客で最初に来館した同市山川山下町の団体職員西高典さん(53)に、無料招待券などの記念品が贈られた。西さんは「下からの温かさと、砂の重みが心地よい。ロケーションも最高」と満足げだった。 「砂湯里」は2021年11月、背後地が高さ30メートル、幅50メートルにわたって崩落。臨時休館して復旧工事が行われていた。入浴料は浴衣代込み大人1100円、小学生以下600円。水曜定休。年末年始など繁忙期は特別料金で営業する。
南日本新聞 | 鹿児島