【発表】直木賞候補作に6作品 加藤シゲアキ、万城目学らがノミネート
■宮内悠介『ラウリ・クースクを探して』
宮内悠介さん(44)の『ラウリ・クースクを探して』は、コンピュータ・プログラミングの才能があるエストニアに生まれたラウリ・クースクが、ソ連のサイバネティクス研究所で活躍することを目指し、歴史に翻弄された様子が描かれています。 宮内さんは、これまで直木賞に3回、芥川賞には2回ノミネートされていて、今回が4度目の直木賞ノミネートとなりました。
■村木嵐『まいまいつぶろ』
村木嵐さん(56)の『まいまいつぶろ』は、口が回らず誰にも言葉が届かない、歩いた後には尿を引きずった跡が残り、その姿から「まいまいつぶろ(カタツムリ)」と呼ばれた徳川家重を描いた時代小説です。 村木さんは、第17回松本清張賞を受賞しデビュー。今回、初めてのノミネートとなりました。 受賞作は、来年1月17日に発表される予定です。