ロールス・ロイスが創立120周年を記念した120台の限定モデル「ゴースト プリズム」を発表
コンテンポラリー デザインの世界からインスパイア
2024年3月13日、ロールス・ロイス モーターカーズは同社の創立120周年を記念して、世界120台限定のスペシャルモデル「ゴースト プリズム(Ghost Prism)」を発表した。 【写真はこちら】エクステリアが持つ大胆な威光とは対照的な、明るく鮮やかなパレットなど、ビスポークカラーは無限(全9枚) ロールス・ロイスのオーナーの多くは、世界中のファッション、デザインなど、スーパーラグジュアリー コミュニティにおいて、有力かつ影響力を持つ人たちだ。彼らは、プロフェッショナルな直感や個人的な感性を自身のロールス・ロイス コミッションにも取り入れている。そこでロールス・ロイスのデザイナーは、こうしたオーナーとの緊密な関係をベースに、新たな美のムーブメントへの需要を見込み、制作したのが今回の「ゴースト プリズム」だ。 その名が示すように、ベース車はフラッグシップのファントムよりひとまわり小さい(とはいえ、全長は5.5mを超えるが)ゴーストだ。コンテンポラリー デザインの世界からインスピレーションを受け、完璧に仕上がったダークでニュートラルな色調に、大胆なカラーのストロークでさりげなくアクセントを加え、時代を超越した印象を与える。ソリッドなフォルムと明るくスペクトラルな色彩のコントラストに着想を得て、「ゴースト プリズム」と名付けられた。 ガンメタル グレーのボディカラーは、4層のペイントを丹念に塗り重ねた後に、16時間かけて手作業で磨き上げるという、精密な作業を伴う10段階の工程によって、深い光沢のある仕上りとなっている。グリルとリアリッドのブライトワークには、ロールス・ロイスの伝統である鏡面仕上げのステンレススチール フィニッシュに代わり、スモークブラック グレーの高光沢バーンアウト塗装が施されている。この効果を実現するために、ロールス・ロイスの職人は手作業で一つ一つメタルピースを用意した。 まず、各パーツに軽い研磨材を使用して「下地」を作り、その上にバーンアウト塗料を4度塗る。硬化後、パーツそれぞれに磨きをかけ、自動車のコーチワークの高光沢の輝きとマッチさせる。ゴースト プリズムの控えめな美しさに合わせて、フロントバンパーとサイドのブライトワークは、深みのあるグロスブラックで仕上げられている。