新潟が初のルヴァン杯決勝に大きく近づく先勝! 準決勝第1戦で川崎Fを大量4発撃破
[10.9 ルヴァン杯準決勝第1戦 新潟 4-1 川崎F デンカS] ルヴァン杯は9日にプライムラウンド準決勝第1戦を行った。アルビレックス新潟と川崎フロンターレの対戦は、新潟が4-1で勝利。初の決勝進出が懸かる第2戦は13日に行われる。 【写真】「昇天した」「救急車で運ばれちゃう」伊東純也のモデル顔負けショットに大反響…久保建英らも脱帽 2015年以来9年ぶりの準決勝進出を果たした新潟は初の決勝を目指す。一方、川崎Fは4年ぶり4強入り。5年ぶりの優勝に向けて敵地に赴いた。 序盤からチャンスを作った新潟が前半25分に先制。右サイドに展開し、FW小野裕二が右足でクロスを上げると、ニアサイドで相手選手に逸らされ、ファーサイドへ。待ち構えたMF谷口海斗が右足ダイレクトで合わせて均衡を破った。 追いつきたい川崎Fが攻勢を強め、前半29分にはMF脇坂泰斗がPA手前から左足ミドルを放つが、惜しくもゴール枠内を捉えない。同32分、新潟にアクシデント。先制点を決めた谷口が相手選手と交錯した際に負傷し、FW小見洋太との交代を余儀なくされた。 劣勢になるかと思いきや、次にスコアを動かしたのは再び新潟。前半45分、中盤からMF秋山裕紀が長いスルーパスを送ると、FW太田修介が敵陣に入り込む。DFセサル・アイダルをかわし、GK山口瑠伊のセーブをかいくぐるシュートを決めた。 前半は新潟が2-0のリードで折り返す。川崎Fはハーフタイムに2枚替え。FWエリソンとFW遠野大弥に代えて、MF家長昭博とFW山田新が出場した。 後半で主導権を握ったのは引き続き新潟だった。後半5分、秋山の縦パスから小野が右サイドからクロス。一度クリアされたボールを拾ったDF藤原奏哉がPA右から右足キックを放つ。ゴール前でFW長谷川元希が軌道を変え、ゴールに流し込んだ。 3-0にした新潟はさらに3分後にダメを押す。秋山がパスをつなぎ、小野が右サイドから豪快にクロス。ファーサイドに流れたボールを小見がつなぎ、DF橋本健人を経由して、PA手前へ。最後はMF星雄次が右足ミドルを決め切り、4-0とした。 川崎Fは後半9分に2枚替えを、24分には交代カード1枚を切る。DF丸山祐市、MF瀬川祐輔、MF山本悠樹が入った。すると26分に交代策が的中。左CKを山本が蹴ると、ニアサイドでDFファン・ウェルメスケルケン・際が逸らす。ゴール前でボールを収めた瀬川が押し込み、1-4と点差を縮めた。 残り時間で点差を守り切った新潟が4-1で第1戦先勝。初の決勝進出に向けて、大きな弾みとなる勝利になった。