北アルプスの山小屋およそ100軒を大特集。『PEAKS No.167』は2024年7月12日(金)発売!
3. 立山・剱岳エリア
「立山・剱岳エリア」は、標高2、450mの室堂までバスやロープウェイで上がることができ、温泉を楽しめる山小屋も複数あって、はじめての北アルプスにもってこいのロケーション。眺めるにせよ、登るにせよ、剱岳の雄姿が印象的な人気エリアです。 その剱岳を隔てた裏剱エリアには一転、森閑な雰囲気のなか山深さを味わえる山小屋が点在しています。
4. 白馬・後立山エリア
マイカーで向かうことができる登山基地の扇沢や、標高の高い登山口までリフトで上がることが可能なルートもある白馬方面と、アクセス良好で初心者でも比較的登りやすいのが「白馬・後立山エリア」。 後立山連峰の稜線上に建っているところも多く、東側には朝焼けと麓の街並み、西側には立山・剱岳の山岳眺望と夕焼けなど、すばらしい展望の立地が自慢の山小屋が揃っています。
【座談会】山小屋を守り継ぐ、若手後継者4人。山小屋がいま直面している問題、これからのあるべき姿をともに考える
北アルプスで山小屋経営に携わる若手後継者4人が、“これから”を語らうべく集結! いずれも一度は郷里と家業を離れて異なる業界、業種に入ったのち、山小屋を守り継ぐことを決断し、現在は最前線で運営にあたっています。 その理由にはじまり、山小屋という仕事のリアルや、働き手不足の問題。 増加するインバウンド客をはじめとした登山者への情報発信と安全啓発、海外の国立公園を見てきたうえで北アルプスの管理体制のあるべき姿とは? ……と話はどんどん膨らんでいきます。 山登りを楽しむ登山者として、北アルプスの“これから”をともに考える――そんなキッカケになる座談会です。
【滞在記】山小屋で働くって、どんなものだろう?黒部五郎小舎でのひと夏の滞在記
朝早くに朝食をいただき、軽食メニューでお腹を満たし、夕食を明日の糧に、グッスリと床につく。 わたしたち登山者を迎え入れてくれる山小屋は、それらを準備してくれる人があってこそ。 では、山小屋で働いている人はどんな毎日をすごし、日々、どんな景色を見ているのでしょうか? 「薬師岳・水晶岳・笠か岳エリア」にある、黒部五郎小舎でひと夏をすごしたライター平野さんが、日常風景が立ち現れるような筆致で山の生活を綴る滞在記です。 普段はなかなか見ることのできない、山小屋で働く人の目線を追体験していただけます。