RB幹部がハースの戦い方に不満を示す…メキエス代表「ユウキのレースが台無し」パーメイン氏「スポーツマンらしくない」|F1
レーシングディレクターのパーメイン氏は「スポーツマンらしくない」とハースを批判
RBのレーシングディレクター、アラン・パーメイン氏は「あの戦い方は正しいものではない。スポーツマンらしくない行為だった」とハースに対する非難のコメントを発している。 「我々はユウキと一緒に、他のほとんどのチームと同じように従来どおりのレースをした。ミディアムでスタートさせ、セーフティーカーが出動したあとハードコンパウンドに交換した」 「ただその後は何が起こったのか、受け止めることが困難だとしか言いようがない」 「マグヌッセンは意図的にユウキの前に立つためにコース外から追い抜き、そしてその後は1ラップあたり最大2秒ほどペースを落として走行していた」 「これにより、まだピットインしていなかったヒュルケンベルグとの大きなギャップが生まれてしまった。彼は実際に集団の前でピットアウトすることができた」 「後ろのクルマ、つまり我々にとってそれは正しくない戦い方だったと思われる。まさにスポーツマンらしくない行為そのものだ。今後のレースに向けて、我々は他のチームとともにFIA(国際自動車連盟)と話し合うことになるだろう」 「ダニエル(リカルド)のレースに関しては、ピットストップ中タイヤに問題があり、彼はフィールドの最後尾まで下がってしまった。それから前に進むのが難しくなってしまった」 パーメイン氏はこの結果に不満を示しつつも、ポジティブな点があったとも回顧している。 「全体的に見てクルマに対する理解という点では明らかに一歩前進があったし、予選も順調に進んだ。これはポジティブなことだ。メルボルンではさらに強くなって戻ってくる」 今季の勢力図としては、昨季コンストラクターズ5強10名がポテンシャルを保ったままとなっている。サウジアラビアGP決勝ではストロールが序盤にリタイアとなり、事実上入賞の枠が一つ空いた状況となった。 そこで値千金の1ポイントを手にしたのは、ハースのヒュルケンベルグ。すでにペナルティの確定しているマグヌッセンによる、“捨て身”とも言える援護射撃がものをいった形になったが、RB陣営としては大きな不満を抱く状況となったようだ。
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