アニメ版では尾形百之助の声を担当…津田健次郎「ゴールデンカムイ」の魅力を熱弁!「シリアスとコメディが完全に同居している」
声優・俳優の津田健次郎がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「津田健次郎 SPEA/KING」(毎週日曜 12:00~12:30)。声優として数々の人気アニメ作品、俳優としても話題のドラマ・映画に出演。今もっとも注目を集める才能・津田健次郎のパーソナルな一面が知れるレギュラーラジオ番組です。9月15日(日)の放送では、「ゴールデンカムイ」について語りました。
◆尾形百之助は“相当ヤバい男”
<リスナーからのメッセージ> 「津田さんが『連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-』(WOWOW)でもナレーションを担当すると知り、喜びと同時に公開がとても楽しみになりました。ちなみに、私は尾形百之助(おがた・ひゃくのすけ)推しです! なので、ぜひ津田さんに『ゴールデンカムイ』や尾形百之助の魅力をお伝えしていただければと思います!」 津田:そうなんです、実写映画版「ゴールデンカムイ」でもナレーションをさせていただきましたが、ドラマ版でも引き続きナレーションをさせていただくことになりまして、大変光栄でございます。 アニメ版では尾形百之助というスナイパーの声をやらせていただいていますが、これはまぁ面白い役ですね! 非常に取り組みがいがありますし、人気が非常に高くて自分の代表的な役にもなり、本当にありがたいです。 尾形百之助というのは相当ヤバい男なんですよね(苦笑)。だって、親を殺していたりするわけですよ、ほかにもどれだけ人を殺しているかわからない。なんて言うんですかね……“血が赤くない”みたいな、そういうキャラクターで、人の喜びや悲しみといった概念が根本から変わってしまっているような。 だけど(私たちみたいに)普通に生きている。なんだったら、仲間と言えるか分からないですけど、主人公の杉元佐一たちと行動していたり、本当にコイツの心情だけはイマイチつかみきれない。ただ、つかみきれないままで良いのではないか、そこに虚無と乾きがあればいいのかな、と思いながら演じています。 「ゴールデンカムイ」という作品自体も本当に面白いので、まだ触れたことがない方は、ぜひチェックしてみてください。シリアス要素もコメディ要素もあって、コメディ部分は本当にバカバカしくて大笑いできる一方で、シリアスなシーンは、なかなかヘビー。それこそ、僕が演じる尾形百之助の話なんて鉛を飲み込んだようなヘビーさがあって、それが完全に同居しています。 しょうもないことでゲラゲラ笑っていたのに、いきなり“シリアス”な要素が入ってくる……そのモザイク模様が本当に素晴らしくて、(原作漫画を)読み終わるとうなっているはずです。それくらい面白い冒険活劇なので、ぜひ触れてみてください。 (TOKYO FM「津田健次郎 SPEA/KING」9月15日(日)放送より)