アマゾン「配送中に事故」4割 契約配達員、荷物量軽減訴え
インターネット通販大手アマゾンジャパンと個人事業主として直接業務委託契約を結ぶ「アマゾンフレックス」の配達員を対象に労働組合がアンケートを行った結果、160人中4割強が「配送中に交通事故を起こしたり、遭ったりしたことがある」と回答したことが26日までに労組への取材で分かった。回答者の多くが対策として、荷物量の軽減を訴えている。 【写真】「12年で6兆円投資」アマゾンが日本市場に積極投資する理由とは
アマゾンフレックスは個人事業主の軽貨物ドライバーに配送業務を直接委託する制度で、日本では2019年に開始。2~8時間ほどの業務枠ごとに報酬が支払われ、その中で配達する荷物量はアマゾンが割り当てる。 個人で加入できる合同労組「総合サポートユニオン」がアンケートをし、約44%の71人が事故の経験があると回答した。 1時間当たりの荷物量は約72%が「21~30個」とし「多すぎる」の一方で「荷量も含め納得し、働き方も満足している」との意見もあった。 アマゾンジャパンは「アマゾンフレックスのドライバーは数万人おり、アンケートは全ての体験を表したものではない」とした上で、適切に荷物量を割り当てていると説明。「ドライバーの安全を最重要事項としている」とコメントした。