「電気ストーブ」で、熱効率がいいのはどの方式?ハロゲンヒーター?カーボンヒーター?
冬の寒さ対策として電気ストーブを検討する中で、どれを選べばよいのか悩んでいる方も多いでしょう。 電気ストーブは、カーボンやシーズ・グラファイトなどの種類によって、特徴や値段、電気代などが異なります。本記事では、電気ストーブの種類ごとの特徴・価格・電気代について解説します。 コストパフォーマンスが高く、自分にぴったりの電気ストーブを選ぶために、ぜひ参考にしてください。 ▼「オイルヒーター」は暖かいけど、電気代が大変なことに! 1ヶ月でいくらかかるの?
カーボンヒーターの特徴と費用
カーボンヒーターは、炭素繊維(カーボン)に電気を流して発熱させることで、部屋の中を暖める仕組みです。暖房の範囲は限られていますが、遠赤外線効果により、体の芯まで心地よく暖まります。そのためカーボンヒーターは、ピンポイントでの利用に適しています。ハロゲンヒーターよりも暖房が早いヒーターを希望する方におすすめです。 ■費用 カーボンヒーターは、安いものだと3000~5000円程度で購入できます。また、カーボンヒーターの消費電力は350~900Wほどです。全国家庭電気製品公正取引協議会によれば、電気代の目安単価は31円/kWh(税込)です。したがって、カーボンヒーターを1時間使用した場合の電気代はおおよそ10.8円~27.9円となります。
シーズヒーターの特徴と費用
シーズヒーターは、絶縁体で包まれ、金属管で覆われたニクロム線を発熱させています。遠赤外線効果により、体の芯まで心地よく暖まります。カーボンヒーターと同様に暖房の範囲が限られるため、ピンポイントでの利用に適しているヒーターです。金属管を用いているため、カーボンヒーターより壊れにくいといわれています。 ■費用 シーズヒーターは、安いものだと8000~1万5000円程度で購入できます。消費電力は350~1150Wほどで、1時間使用した場合の電気代は、おおよそ10.8円~35.6円です。 ※全国家庭電気製品公正取引協議会による電気代の目安単価は31円/kWh(税込)
ハロゲンヒーターの特徴と費用
ハロゲンヒーターは、ハロゲンランプを発熱させて部屋の中を暖める暖房器具です。カーボンヒーターやシーズヒーターと同様に、暖房の範囲が限られているため、ピンポイントでの利用に適しています。速暖性があり、手頃な価格の製品が多く存在します。また、比較的コンパクトなサイズなので、持ち運びがしやすいのも特徴です。 ■費用 ハロゲンヒーターは、安いものだと3000~7000円程度で購入できます。消費電力は400~1200Wほどで、1時間使用した場合の電気代は、おおよそ12.4円~37.2円です。