鈴木愛理、世界変わり始めた“激動”の2023年「自分が一番ついていけてません」
『あざとくて』はオンエア確認前にエゴサで心の準備
あす31日、テレビ朝日で2023年から2024年へのカウントダウンを担う“年越し番組”は、『あざとく年越して何が悪いの? 大晦日SP』(23:00~24:30)に決定した。MCは、南海キャンディーズの山里亮太と、10月より新MCに就任した鈴木愛理が担当し、ゲストには小泉孝太郎・綾野剛・溝端淳平・板垣李光人・IKKO・武井咲・藤本美貴・池田美優・藤田ニコル・丸山礼という豪華メンバーが名を連ねる。 【写真】鈴木愛理 パーティー風の華やかなセットでの撮り下ろしカットほか(全6枚) 今回は収録直後の鈴木に『あざとくて何が悪いの?』就任からの3カ月、“激動”だという2023年を振り返ってもらった。「勉強、勉強、勉強って感じです」「『これできないんだ』と思うことが多い」「後輩に見せられる背中なんて……」――“アイドルが憧れるアイドル”と呼ばれる鈴木の、勉強熱心、謙虚でストイック、そんな姿勢を感じられるインタビューとなっている。 ■年越し番組のMCは「想像していなかった未来」 ――毎年そうそうたるメンバーが出演するテレビ朝日の年越し番組ですが、そのMCという大役に選ばれた心境を教えてください。 音楽業界にいる身として、年越しといえばライブをしていて、テレビは家で見るものというイメージだったので、突然テレビの中でカウントダウンをする側になるというのは、もう想像していなかった未来すぎて。オンエアされるまで、実感が湧かないと思います。そして、年を越す前に信じられないくらいつまらないことを言ってしまいました……(笑)。 ――そうなんですか!? オンエアされるかどうか、楽しみにしておきます(笑)。 でも、豪華なゲストの皆さんの中にいさせていただけて、とてもとてもうれしい、夢のように光栄なお仕事でした。 ――1日は、鈴木さんがMCを務める『あざとくて』が終わってすぐ、藤本さんがMCを務める『夫が寝たあとに』新春SPが放送されるという“先輩後輩リレー”になりますが、今回もゲスト出演された藤本さんは、どんな先輩ですか。 藤本さんのYouTubeチャンネルはいちファンとして見ているのですが、先輩としては、昔から変わらない真っ直ぐな生き方が素敵な方。「今一番お会いしたい先輩です」とご本人にも伝えていたので、通常回のゲスト、今回のゲストと短期間で2回も会うことができてうれしいです。「来年こそはご飯に行こうね」と言ってくれていて。これからもたくさん学ばせていただきたいです。 ■『あざとくて』MC就任3カ月「勉強、勉強、勉強です」 ――10月に『あざとくて』の新MCに就任されて3カ月が経ちましたが、心境を教えてください。 3カ月経ったんですね! もう勉強、勉強、勉強って感じです。他の番組とはMCとしてのスタンスも違いますし、自分がそこまであざとさを持ち合わせていないので、毎回ドラマの内容やゲストさんをチェックしたうえで、毎回どういう立ち位置で臨むか考えながらやっているところです。 ――他の番組のMCとはどんなふうにスタンスが違うんですか。 『オーイシマサヨシ×鈴木愛理のアニソン神曲カバーでしょdeショー!!』(テレビ朝日YouTube)や、『クラシックTV』(NHK Eテレ)では、MCでありながら疑問点を聞いて一緒に学んでいくという立場なのですが、『あざとくて』では自分の中のあざとさや、あざとさへの意見を絞り出していくことが必要なので、ゲストのように登壇者の1人としてそこにいなきゃいけないというのが難しいなって。できるだけいつもの自分でいたいと思って臨んでいるのですが、「いつもはあんなこと言わないのに!」と後から落ち込んだり。まだまだ慣れないですね。 ■オンエア前にエゴサで感想チェック ――3カ月の中で、「自分って意外とこういうこともできるんだ」というポジティブな発見もあったのでは。 逆ならあります。「これできないんだ」と思うことが多くて。もともと幼い頃は大人数が苦手で、自分の意見が言えるのは3人まで。4人以上になると聞く側にいることの方が多かったのですが、ソロになってからそんな自分を忘れていたんですけど、この番組で4人以上になると、発言できない自分が久しぶりに顔を出して「あー! 私こういう感じだった!」「ダンスレッスンでも一番はじっこにいたなー!」と過去が蘇ってきています(笑)。オンエアを見るのが怖いので、先に「#あざとくて何が悪いの」とか「愛理ちゃん」というワードでエゴサして、皆さんの感想を読んでから番組を見るようにしています(笑)。 ――エゴサではどんな感想がありますか。 賛否両論ありますね。私ももともと『あざとくて』が好きで、番組の素晴らしさや歴史の偉大さを知っているからこそ、どんな意見も理解できるし、エゴサしたくないなと思うんですけど。検索して「だよね、分かる」「ここがオンエアされたんだ」と確認しつつ、俯瞰で自分を見て「この発言ではテロップにならないよなぁ」と思ったり。 ――めちゃくちゃ勉強熱心ですね! これまで本当にバラエティ番組というものに出演してこなかったので、どんな発言がテロップになるのかとか、ニュースの見出しに使われるんだとか、気にしたこともなかったんです。よくタレントさんたちが「私の発言はテロップにならない!」と嘆いているのをテレビで見ていましたが、「こういうことだったのか!」と突然理解できるようになりましたね。改めて「バラエティってすごいんだなぁ!」と思わされる日々です。収録中もつい勉強の体制に入りそうになって、「違う違う! 本番!」って自分でツッコんでいます。 ――この3カ月といえば、Snow Manの深澤辰哉さんや、GENERATIONSの小森隼さんなど、高校の先輩・後輩だったタレントさんがゲストに来て、学生時代トークを披露されているのが新鮮でした。 自分の高校の話をほとんどしてこなかったので、「言っていいんだ!」とビックリしました。 ――ファンの方々もビックリしていると思います。 ゲスト側さんが言ってくださったときに私も話すというスタンスですが、芸能学校に通っていた分、同じ学校出身のタレントさんはたくさんいらっしゃるので、新しいトークが引き出せるかもしれないと思うと過去の自分に感謝ですね。ただ私は友達が少ないので(笑)、先輩だけど会ったことがないとか、後輩だけどほとんど話したことがないというケースが多いです。