草ナギ剛、緊迫の囲碁シーン挑むもルール知らず「お客さんの気持ちと一緒ですよ」
俳優の草ナギ剛が17日、都内で主演映画「碁盤斬り」(白石和彌監督)の初日舞台あいさつを共演の清原果耶、中川大志らと行った。 古典落語の「柳田格之進」をモチーフに、武士の誇りをかけた復讐(ふくしゅう)劇。草ナギは「その瞬間、瞬間で僕たちが生きているものを思いっきり込めて、みなさんに届けたい一心で作りあげた。古き良き時代のなかに、いま忘れているいい魂というものをみんなで作れた」と手応えを明かした。 劇中では囲碁を打つ緊迫したシーンもあるが、草ナギは「囲碁を通じて距離が近くなっていったりするのがすごく面白いなと思って。僕は囲碁のルール分からないんですけど…」とぶっちゃけ。これに中川が「格之進さん、囲碁のルール知らなかったんですか?」と突っ込むと、草ナギは「置くところだけ分かってる。分からなくても(作品に)没頭できる。お客さんの気持ちと一緒ですよ」と笑わせた。 あいさつではストーリーにちなみ「白黒つけたいもの」「譲れないもの」についてトーク。草ナギは「物ごとってだいたいグレーじゃないですか。帳尻合わせるためにグレーも必要で。白黒の世界は囲碁だけですよ」とひょうひょうと語った。市村正親が「僕は納豆は100回かきまぜてからおしょうゆを入れる。これは譲れない」と明かすと、「僕もそれがいい。同じにする!」と賛同していた。
報知新聞社