EL初戦への意気込みを語ったDFエルモソ [写真]=Getty Images

　ローマのCBマリオ・エルモソが、ヨーロッパリーグ（EL）第1節アスレティック・ビルバオ戦に向けた前日会見に出席した。25日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。 　セリエA開幕4試合で3分1敗とスタートダッシュに失敗したことを受け、ローマは今月18日にダニエレ・デ・ロッシ前監督を解任。すると、クラブレジェンドのクビが切られたことに不満が噴出したロマニスタが、解任劇を主導したリナ・スルクCEO（最高経営責任者）を辞任に追い込む事態にまで発展するなど、混沌とした状況だ。 　イヴァン・ユリッチ新監督の初陣となった22日の第5節ウディネーゼ戦では3－0の勝利を収め、シーズン初白星を挙げた中で迎えるヨーロッパリーグ第1節アスレティック・ビルバオ戦。今夏にローマに加入したエルモソは、前日会見にて「僕がここと契約したのは、デ・ロッシの存在が大きかった。もちろん、このクラブが掲げるプロジェクトに共感したのもあるけどね」としつつ、「ローマは、すべてのコンペティションで偉大なチームになることを重要視している。勝てば地位は上がるし、できるだけ多く勝ち進まなければならない。それが僕たちに求められていることであり、ハードワークを続ける理由でもある」と明かした。 　そんなエルモソは、これまでにエスパニョールやアトレティコ・マドリードなど、ローマ加入以前はラ・リーガ一筋のキャリアを歩んできた。だからこそ、今回対戦するアスレティック・ビルバオとは何度も相見えてきたが、同選手は「アスレティックはチームとして非常に明確で、勇敢で、1試合1試合に全力を尽くしてくる。彼らは、選手の入れ替わりが多くないから、長い間一緒に過ごし、お互いを知っている選手たち」と印象を告白。続けて「縦に速い選手もいるね。どのように試合に臨むかは明確で、彼らと対戦した経験はスタッフにも、チームメイトにも共有したよ」と対策は万全であることを語っている。 　 　果たしてローマは、エルモソが授けた対策をどのように活かしてくるのだろうか。今節最大の“ビッグマッチ”は、日本時間26日午前4時キックオフだ。