レノボグループ入りした新生FCNTの第一弾スマホは”自律神経パワー” を測れる!?
FCNTが5月16日に新商品発表会を開催しました。FCNTは「arrows」や「らくらくスマートフォン」などを手掛けるスマホメーカーですが、昨年5月に経営破綻により民事再生法の適用を申請。同年9月にLenovoグループ傘下となり、10月から「FCNT合同会社」として再スタートを切りました。今回が “新生FCNT” として最初の発表会だったわけです。 【arrowsの商品詳細写真を見る】 新生FCNTの第1弾として発表されたのは「arrows We2」と「arrows We2 Plus」の2機種。arrows We2は、2021年12月に発売されて大ヒットを記録した「arrows We」の後継機で、8月中旬にドコモ、au、UQ mobileから発売。ワンランク上の性能を備えたarrows We2 Plusは8月中旬にドコモから発売されます。なお、詳細は明らかにされなかったものの、MVNOやオープンマーケットでの販売も予定しているそうです。
耐久性を高めて、便利なExlider機能も備えた「arrows We2」
arrows We2は、約6.1インチのディスプレイを搭載したエントリーモデル。若年層からシニアまで幅広いユーザーをターゲットにしたモデルで、防水・防塵に加えて、MIL規格の23項目をクリアするタフネス性能を備えています。さらに、1.5mの高さからコンクリートに落としても画面が割れにくいという独自の試験も行っているとのこと。アルコール消毒やハンドソープでの洗浄にも対応しています。 右側面の電源キーをなぞって画面をスクロールしたり、タップして拡大したりできる「Exlider」機能も搭載。FCNTの従来機種に搭載されていた人気機能で、ユーザーからの要望に応えて5年ぶりに復活させたとのこと。電源キーには指紋センサーが搭載されていて、片手でスピーディに操作できることが利点。 カメラは広角(5010万画素/F値1.8)+ マクロ(190万画素/F値2.4)。前モデルの広角カメラは1310万画素/F値2.2だったので、大きく進化したと言っていいでしょう。4つの画素をひとつの画素として使うクアッドピクセル技術を採用し、暗い場所での撮影に強くなったことをアピールしていました。 FCNTは従来から環境配慮にも力を入れていますが、その取り組みも継承。arrows We2は電気電子部品を除く本体重量の約65%にリサイクル素材を使っているとのこと。ただ環境にやさしいだけでなく、背面パネルはサラサラとした心地よい手触りでした。 CPUはMediaTek Dimensity 7025、RAMは4GBで、ストレージは64GB。バッテリー容量は4500mAhで、電池劣化を抑えて、4年間使ったとしても初期容量の80%を維持する長寿命を実現しているそうです。