【高校野球】「勝つ前提で入りました」私立シード相手に逆転勝利 4回戦に進出した横浜清陵
背番号19が144球の力投
投げては背番号19のサウスポー・二野宮遥(3年)が144球の力投で2失点完投。サイド気味から変化球は、カーブのみ。また、7、9回には「自分には武器がないので……。タイミングが合っていない」と判断し、秋以降、練習を重ねてきた60キロ台のスローボールを披露。9回はクリーンアップ2人から空振り三振を奪い、3点リードを逃げ切った。 野原監督は前任の大師高で2015、17年夏に5回戦進出、19年夏も4回戦進出と公立の雄として存在感を示してきた。横浜清陵高でも21年夏に8強。第3シード獲得も冷静だ。 「特別な感情? それは、ありません。創学館に勝ったということだけ。(4回戦まで)成長できる6日間をいただいた。大会期間中が一番、成長するんです」 選手たちも浮足立つことなく、しっかり足元を見つめている。左腕・二野宮は言う。 「自分たちの目標は、甲子園で勝つこと。一戦一戦を全力で、勝ち上がっていきたいです」 4回戦(4月20日)では三浦学苑高と対戦する。横浜清陵高は試合本番まで充実の6日間を過ごす。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール