楽天・辰己涼介、「ギリギリのギリで更新できてよかった」外野手のシーズン刺殺数「392」新記録樹立「天国にいる青田昇さんに報告したい」
◇8日 楽天2―0日本ハム(楽天モバイルパーク宮城) 球史に自らの名を刻んだ。楽天の辰己涼介外野手が外野手のシーズン刺殺数の新記録を樹立した。5回1死で松本剛が放った飛球をキャッチ。今季の刺殺数を「392」に伸ばし1948年に巨人・青田昇がマークした「391」を76年ぶりに塗り替えた。 「何とかギリギリのギリで更新できて本当によかった」。同じ兵庫県出身の先達が記録した数字を目標としてきたが、「ホンマにその背中が遠くて…」と明かし、お立ち台では仙台の夜空を見ながら「天国にいる青田昇さんに報告したい」と思いをはせた。 広い守備範囲を誇り、「飛んできたボールは全部オレが取る」が信条。打撃では最多安打のタイトルをほぼ確実にするなど攻守でチームを支え、今江監督も「本当に助けられました」と最敬礼だ。
中日スポーツ