早くも別格! J2、今夏の大当たり新戦力(6)首位クラブ離れて覚醒!? 早くもゴールという大仕事
夏の移籍ウインドーでJリーグの各クラブは不足している戦力の補強を実施した。負傷離脱者の穴埋め、下位から抜け出すための即戦力、優勝を狙ううえでのラストピース――。各クラブの判断の是非は、シーズン終了時の立ち位置によって明らかになるだろう。今回は、J2リーグにおける今夏の大当たり新戦力をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
FW:千葉寛汰(ちば・かんた) 生年月日:2003年6月17日 現所属クラブ:藤枝MYFC 前所属クラブ:清水エスパルス 加入後リーグ戦成績:10試合2ゴール1アシスト 清水エスパルスのユースチームから2022年にトップチームへと昇格した千葉寛汰は、同年5月に期限付き移籍で加入したFC今治でリーグ戦22試合12ゴールと、ルーキーながら好成績をマークした。翌シーズンプレーした徳島ヴォルティスでは目立った結果は残せなかったが、再び今治に戻った後半戦には同16試合7ゴールと才能の片鱗を見せている。 しかし、清水に復帰した今季は、北川航也やルーカス・ブラガら清水が誇る強力攻撃陣の後塵を拝す形に。わずか同5試合の出場に留まり、出場した試合も途中出場が大半だった。千葉は出場機会を求めて藤枝MYFCへと期限付き移籍で加入することとなった。 同じ静岡県に本拠地を構える藤枝は流動的な攻撃が売りのチームだ。そのチームで、同選手は覚醒の兆しを見せている。 第25節の鹿児島ユナイテッド戦で右足を振りぬき今シーズン初ゴールを記録すると、第27節レノファ山口戦では左足でゴール左隅に流し込み、2得点目を挙げた。加入後は契約の関係で出場不可となった古巣・清水戦を除く全10試合に出場しており、自身とチームにとって成功した移籍といえるのではないだろうか。
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