ヤクルト〝鬼門〟マツダで今季初勝利へ 高橋奎二→小川泰弘→石川雅規 好相性ローテで5・5差鯉たたく
ヤクルトは24日、一部の先発投手が神宮外苑で練習を行った。25日からは広島3連戦(マツダ)。チームは今季、敵地マツダスタジアムで2戦2敗、昨季は11連敗しており、いわば鬼門の球場だ。第1戦に先発する左腕の高橋奎二投手(27)は短い距離でのダッシュなどで汗を流し「なんとか自分の力を出せるようにやっていきたい」と語気を強めた。 自身の今季初戦だった4月4日に同球場で先発。勝ち負けは付かなかったが、7回2失点と好投し「(自身の)開幕のときは思った通りの投球ができた」。いいイメージを持っており、再現する。26日の第2戦は小川が先発する予定。昨季マツダでの連敗を11で止めたのが、小川だった。「変に意識しちゃう前に(連敗を)切るのは大事。勝ちに貢献できるように」。好相性の2人をつぎ込む〝鬼門突破ローテ〟で敵地に乗り込む。 27日の第3戦は、前回6月2日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で5回完封勝利(降雨コールド)を飾った石川が先発する見込みとなった。中日と並び5位のチームは2カード連続で勝ち越し中。5・5ゲーム差で追う首位広島をたたき、反撃の勢いを加速させる。(武田千怜)