ジェームズ・マカヴォイがおもてなし一家の闇を紐解く『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』特別映像
ジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションズがジェームズ・マカヴォイを主演に迎えた最新作『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』(12月13日公開)。今回、マカヴォイ演じるパトリックの“闇”を紐解く特別映像が到着した。 【写真を見る】ジェームズ・マカヴォイ演じるパトリックの“闇”を紐解く特別映像が到着 マカヴォイが最恐の“おもてなし”をするパトリックを怪演する本作。ベン(スクート・マクネイリー)とルイーズ(マッケンジー・デイヴィス)、娘のアグネス(アリックス・ウェスト・レフラー)のアメリカ人一家は、バカンスで出会ったパトリックたちイギリス人一家と意気投合し、彼らの家で週末を過ごすことに。人里離れ自然に囲まれた環境で楽しく過ごす彼らだったが、次第にパトリック一家の“おもてなし”に違和感を覚え、やがてそれは悪夢へと変わっていく。 今回解禁となったのは、マカヴォイがナビゲートする特別映像。「ブラムハウスは最高です。背筋が凍る作品だ」と語りはじめるマカヴォイは、本作でブラムハウスと3度目のタッグとなり、本作で新たな難役に挑戦。マカヴォイ演じるパトリックは、若く美しい妻と幼い息子とともにイギリスの片田舎での暮らしを愛する"自称医者"。映像では、パトリックがベン一家を自宅に招き、一緒に自然の中を散策したり、手厚くもてなし、食事を楽しんだりと、楽しいひとときを過ごす様子が映しだされている。 しかし、マカヴォイが「闇が潜んでいるんだ」と語るように、初めは豪快で陽気に見えたパトリックの異常さが次第に浮き彫りになっていく。指をケガしたルイーズ(トーマス・マッケンジー)に対し、医者だと名乗っていたにも関わらず、突然「医者じゃない。素人だ」と言いだし、さらに別の場面では、子どもたちがダンスを披露するなかで、息子に異様なほど激怒する様子も見せている。 マカヴォイは、「(パトリックは)自らの行いを正当化しようとする。悪質なゲームです」と説明し、彼がベン一家をもてなし、信頼関係を築きながら、次第に恐怖へと引きずり込む過程を楽しんでいることを指摘している。映像では、悩みを抱えるベンを親身に励ます姿や、妻や息子と仲むつまじい様子など、理想的な家族像を見せる一方で、様々な手法で彼らを恐怖に追い詰める姿も。パトリックは人を引きつける魅力を持ちながらも、恐怖や混乱をもたらすという二面性を持った複雑な人物として描かれているようだ。 パトリックの複雑なキャラクターは物語にどのような緊張感をもたらしているのだろうか?背筋も凍るような“恐怖のおもてなし”の行方をぜひ劇場の大スクリーンで確かめてほしい。 文/鈴木レイヤ