田原総一朗氏、渡辺恒雄さん追悼「日本を絶対に戦争させない事では考えが同じだった」
読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄(わたなべ・つねお)さんが、19日午前2時、肺炎のため東京都の病院で死去した。98歳。ジャーナリスト・田原総一朗氏(90)は19日、自身のX(旧ツイッター)を通じて追悼した。 田原氏は「渡辺恒雄さんは戦争経験者で、保守であるが日本を絶対に戦争させない事では考えが同じだった。以前は年に一度、一緒に野球観戦しながら意見交換をしていた」と振り返る。 また「ここ数年はお会いする機会がなく、またいつかお会い出来るだろうと思っていたから残念だ」と故人を偲んだ。 渡辺さんは1926年5月30日生まれ、東京都出身。株式会社読売新聞社社長、読売ジャイアンツ(巨人)の球団オーナー、株式会社読売ジャイアンツ取締役最高顧問、社団法人日本新聞協会会長を歴任した。 「ナベツネ」のニックネームで知られ、政財界に幅広い人脈を築いた。07年、第54回カンヌ国際広告祭で世界のメディア業界の中から傑出した人物を讃える「メディアパーソン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。