【ジャパンC】ゴリアット馬主が敗戦の弁「言い訳できません」「真の勝者は日本の競馬ファン」
<ジャパンC>◇24日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳上◇出走14頭 6着に敗れたゴリアットの米国人馬主、ジョン・スチュワート氏がレースから1時間以上が経過した午後5時に自身のX(旧ツイッター)を更新し、敗戦を認め、勝者をたたえた。 【写真】直線半ば、ドウデュースに遅れをとるゴリアット 「私たちは、ゴリアットとチーム全員に大きな誇りを感じています。グラファール調教師、スミヨン騎手は、ゴリアットの準備とポジショニングで素晴らしい仕事をしてくれました。言い訳はできません。ペースは予想よりも遅かったものの、この結果は予想していました。どんなスポーツでもこのレベルの競争を達成するのは驚くべき偉業であり、世界中の最強の馬たちと再び競い合うのを楽しみにしています。ノーザンファームの成功と、当然の勝利を収めたドウデュースのオーナーの皆さんにお祝いを申し上げます。寛大なおもてなしをいただいたJRAに感謝の意を表します。さらに、オーギュストロダンのキャリアが成功したことを、私の良き友人であるクールモアスタッド、トム・マグニア、MV・マグニア、バリードイルに心からお祝い申し上げます。来年、私たちの牝馬をこの馬と交配させるのが楽しみです。最終的に真の勝者は日本の競馬ファンです。皆様の変わらぬご支援に感謝し、またお会いできることを楽しみにしています」。 また、代表を務めるレゾリュートレーシングのXアカウントでは「なんというレースでしょう。出走していたすべての馬がまさに野獣(ビースト)でした。ゴリアットは全力を尽くし、素晴らしいレースをしました。日本は素晴らしかったです。この日は、これまで私が見てきたどの競馬とも違いました。情熱とエネルギーは比類ないものです」とすべての出走馬、そして、日本競馬を絶賛した。 参戦が決まった時点から「ゴリアットの2着探し」「日本競馬にはカイゼンの余地がある」と挑発し、オリジナルグッズの販売や配布などで今年のジャパンCを盛り上げたスチュワート氏。最後は見事に敗戦の弁を述べた。勝つことはできなかったが、素晴らしい敗者として、その名前を日本の競馬史に刻んだ。