筑西田宮ボーイズ、春季全国大会優勝の春日部撃破! 山田宗蔵が圧巻の2発!!…関東BL大会
◆メニコン杯 第27回日本少年野球 関東ボーイズリーグ大会 ▽2回戦 筑西田宮ボーイズ12―9春日部ボーイズ=6回時間切れ= ▽3回戦 宮城仙北ボーイズ6x―4筑西田宮ボーイズ(21日・NEC筑西田宮G) 東北、関東、甲信越の180チームが参加した中学生の部は21日に2回戦、3回戦が行われ32強が出そろった。筑西田宮ボーイズ(茨城)は3回戦で敗退も2回戦で春季全国大会優勝の春日部ボーイズ(埼玉東)を撃破。4番・山田宗蔵(3年)が2本塁打の活躍をした。 ※ ※ ※ 春の王者を粉砕した。頼れる4番が一振りで流れを変えた。4点を追う3回2死二、三塁で山田が右中間へサク越え3ラン。4回には打者13人の猛攻で8得点で逆転すると、6回には再び山田が一発。179センチ、108キロの恵まれた体格からの豪快な一撃で高々と上がった打球は右翼フェンスを悠々と越えた。 通算10号の大台に「外を攻めてくると分かっていたので、ずっと狙っていた。強く振り抜けた」と山田ははにかむ。母の手作りの空揚げが大好物でパワーの源だ。岩﨑成美監督(60)は「根が優しい子。平日もウチに来て練習している」。いつもはあえて厳しい言葉で叱咤(しった)激励するが、「今日は褒めようかな」と目尻を下げた。 ベースランニング大会で3位になった斎藤は前日に左膝を負傷も救援で力投した。直井主将は「日本一チームが相手だけど、『絶対勝てる』と諦めずにチーム一丸で戦った結果です」と胸を張る。 3回戦は宮城仙北に1点リードも7回に逆転サヨナラ負け。先発し7回に再登板したエース森は「ボールが甘くなってしまった」と唇を噛む。それでも2回戦は好守と巧打でチームをけん引した活躍は色あせない。現在、チームは新1年生が0人。直井主将は「これがきっかけに入ってくれればうれしい」と期待を寄せた。 【筑西田宮・登録メンバー】※は主将 ▽3年生 ※直井龍雅、松﨑皇将、池田皇生、小曽根聖武、渡辺佑哉、山田宗蔵、木村拓樹、斎藤澪央、石田侑大、津金晃成、武内彩華、横田裕太郎、中村宏太朗、松本陸、余川皓祐、森蒼大 ▽2年生 小倉琉惺、堤暉磨、川味悠人、小嶋利虎、田中太陽、山本虎之祐、枝蒼琉、渡辺匠都、山中大陸
報知新聞社