『テイルズ オブ シンフォニア』が発売された日。“再生の旅”の旅路で五感や声を失っていくコレットの姿がとにかく泣ける。シリーズ初の3D戦闘も新鮮だった【今日は何の日?】
※本記事は、2023年8月29日にアップした記事を再編集したものです。 シリーズの中でもとくにストーリーが秀逸な作品 【記事の画像(7枚)を見る】 いまから21年前の2003年(平成15年)8月29日は、『テイルズ オブ シンフォニア』が発売された日。 最初はニンテンドーゲームキューブで発売され、翌年にはプレイステーション2(PS2)にも移植された『テイルズ オブ シンフォニア』。3Dになった戦闘も印象的でしたが、なにより忘れられないのはストーリー展開でしょう。 お人好しの熱血漢のロイドがシルヴァラントの“神子”である幼なじみコレットとともに、滅びゆくシルヴァラントを救う旅に出るという物語ですが、その展開がとても過酷なものでした。 コレットが“天使”になることで世界は救われます。そのためロイドたちは精霊たちを解放して彼女の天使化を進めるのですが、じつは天使化にともない、だんだんとコレットの五感や声が失われていくのです。コレットはこのことを秘密にしていたものの、異変に気づいたロイドはコレットにホットコーヒーを用意。彼女の感覚がなくなっているかどうか確認するのですが、熱さや冷たさをすでに感じなくなっていたコレットが必死に取り繕うこのシーンは本当にショッキングでした。 コレット自身やさしい性格のドジッ娘で愛すべきキャラクターでしたし、ロイドとのほのぼのとした関係がとても素敵なので、彼女の背負う悲劇が嘘であってほしいと願ったファンは多いでしょう。そんなロイドとコレットの旅の果てに待つものは……ぜひ、みなさんゲームで確認してみてください。 ロイドとコレットの関係以外にも、豪華声優陣の演じる個性豊かな仲間たちも活躍も見逃せません。繊細で臆病なジーニアス・セイジと、彼の姉で遺跡マニアのリフィル・セイジ、忍者集団の一員である藤林しいな、おしゃべりな神子のゼロス・ワイルダー、12歳のまま成長が止まっているプレセア、両手首に手枷をつけている囚人のリーガル・ブライアン、旅の傭兵であるクラトス・アウリオンと、いいキャラクターばかり。なお、ゼロスとクラトスはどちらか片方しか仲間にできないので悩むポイントでした。 戦闘は前述したように3Dのバトルで、360度に展開するML-LMBS(マルチライン・リニアモーションバトルシステム)を採用。仲間と術技を連携させることで発動する強力連続攻撃“ユニゾンアタック”もあり、派手なバトルが楽しめました。 2023年2月16日にはNintendo Switch、プレイステーション4(PS4)、Xbox One向けに『テイルズ オブ シンフォニア リマスター』が発売。発売当時はゲームプレイの問題になる事象がありましたが、現在はアップデートされて遊びやすくなっています。