被団協「核使用の危機迫る」 被爆80年の来年、アピール採択
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は10日、東京都内で全国都道府県代表者会議の2日目の会合を開いた。被爆80年の来年について「戦争の拡大と核使用の危機が迫り、被爆者にとっても人類にとっても決定的に重要な年になる」としたアピール文を採択。核問題に関する国会議員へのアンケートなどを検討していることも報告された。 和田征子事務局次長(80)が読み上げたアピール文では日本政府を「原爆被害者への補償から目を背け、核廃絶に向かって国際世論をリードすると口にしながらも、その責任を果たしているとは思えない」と非難した。 代表者会議は9日から2日間の日程を終えた。