【週末J2まとめ】清水と横浜FCの天王山は痛み分けに。プレーオフ出場圏争いは岡山が長崎に勝利して勝ち点差を縮める|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J2リーグは9月28日と29日に第33節が開催。首位の清水エスパルスと2位・横浜FCの天王山が引き分けに終わった中、プレーオフ出場圏争いは熾烈を極めている。
今節の大一番となったのは首位の清水エスパルスと2位の横浜FCが相対した天王山だ。 J2歴代最多の55,598人が駆けつけた国立競技場での一戦は慎重な入りを見せる。互いに負けられない中、なかなかチャンスを作り出せることができず、前半をスコアレスで折り返すことになった。 ただ、後半に入り流れが変わる。試合が動いたのは56分だ。中野嘉大のクロスに対してニアへ飛び込んだのは髙橋利樹。ヘディングシュートを見せると、そのこぼれ球をジョアン・パウロが押し込んで横浜FCが先制した。 これで得点を奪いに行くしかなくなった清水はシステムを変更し、攻勢を強めていく。すると74分だった。矢島慎也が入れた折り返しにゴール前まで駆け上がった原輝綺が反応。このシュートはGKに防がれたが、こぼれ球を宮本航汰が押し込んで試合を振り出しに戻した。 終盤は互いに勝ち点3を目指してゴールに迫ったが、追加点はどちらにも生まれず。勝ち点1を分け合う結果となった。 プレーオフ出場圏争いでは、3位のV・ファーレン長崎と4位のファジアーノ岡山が対戦。試合は立ち上がりから岡山が積極的な攻撃を見せていくが、なかなかゴールネットを揺らすことができない。 それでも迎えた78分、神谷優太が蹴ったCKに鈴木喜丈がニアで反応。ヘディングですらしところを最後はルカオが押し込み、待望の先制点を奪った。終盤は集中した守備で岡山が長崎の攻撃をシャットアウト。今季18度目のクリーンシートで大きな勝ち点3を手にした。 そのほか、5位のベガルタ仙台、6位のジェフユナイテッド千葉、7位のモンテディオ山形がそれぞれ勝利。また、ザスパ群馬はロアッソ熊本に敗れ、J3自動降格圏の18位以下が確定し、17年以来2度目の降格が決まっている。 ■J2リーグ第33節 結果 甲府 1-2 山形 清水 1-1 横浜FC 鹿児島 3-0 水戸 大分 2-0 藤枝 秋田 2-0 徳島 岡山 1-0 長崎 山口 0-1 仙台 いわき 0-0 栃木 群馬 2-3 熊本 愛媛 1-2 千葉