英チャールズ国王「がん」と診断 治療開始を発表 ヘンリー王子も帰国へ
前立腺肥大症の手術で入院し、先月29日に退院したばかりのイギリス・チャールズ国王。イギリス王室は5日、声明でチャールズ国王が「がん」と診断され、治療を開始したと発表しました。詳しいがんの種類については明らかにしていません。 これを受け、イギリスメディアが「ヘンリー王子が近日中にイギリスに帰国する予定だ」と報じました。 ヘンリー王子は、イギリス王室を離脱した後、王室を批判する回顧録を出版したことなどから、チャールズ国王や兄・ウィリアム皇太子との不仲が取り沙汰されています。 去年執り行われたチャールズ国王の戴冠式には出席しましたが、バッキンガム宮殿のバルコニーには姿を見せず。妻のメーガン妃や子どもたちが住むアメリカ・カリフォルニア州の自宅に戻っていました。 今回のヘンリー王子のイギリス帰国について、王室担当記者は次のように話しています。 ロイター 英王室担当記者 「これはヘンリー王子とチャールズ国王の和解の最初の兆しとなるかも」 「父親の健康問題は、他のどんな仲違(たが)いより優先されると思う」 イギリスメディアによると、チャールズ国王とヘンリー王子は、がんの診断についてすでに話し合ったということです。