餅まき盛況 「最大級」に来場者殺到 全国フェス開幕・一関
一関地方に古くから伝わる餅食文化を広くPRする第13回「全国もちフェスティバル2024in一関」(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は12日、一関市狐禅寺の一関ヒロセユードーム東側特設会場で開幕した。全国の19業者が参加し、飲食スペースを設置して餅料理を販売しているほか、「国内最大級」と銘打った餅まきが盛大に行われ、多くの餅ファンでにぎわっている。 同フェスは、以前開催されていたもちサミットをリニューアルする形で企画。新型コロナウイルスの影響による中止やスタンプラリー形式での実施を経て、2023年に集客イベントとしては5年ぶりに開催され、今回は一関・平泉バルーンフェスティバル2024と同時開催となった。 開会式では、山本健実行委員長が「食欲の秋にふさわしいイベントとして盛大に開催される。バラエティー豊かな餅を楽しんでもらい、おなかも心も満たされる素晴らしい一日を過ごしてほしい」とあいさつし、幕を開けた。 ステージイベントのメインとなる餅まきは、国内最大級として前回の倍の2万個を用意し、1回につき5000個ずつ、2日間で計4回まく企画。開会式直後の餅まきでは、多くの人がステージの周りを囲み、スタートの合図と共に餅がまかれると、われ先にと両手を広げて取っていた。