【阪神】岡田彰布監督、今季初登板初勝利のビーズリーは「気合も入っとった」…一問一答
◆JERAセ・リーグ 阪神1―0ヤクルト(18日・甲子園) 阪神・岡田彰布監督が、5回2安打無失点で今季初勝利を挙げたビーズリーを絶賛した。来日2年目シーズンは右肩のコンディション不良で出遅れたが、最速153キロの直球の強さと気持ちの強さがベンチにも伝わってきた。1―0での勝利は両リーグ最多の今季4度目。打線は思うように機能しないが、安定感抜群の投手陣が猛虎を支える。 以下、監督の一問一答。 (テレビインタビュー) ―接戦の勝利。きょうの試合は。 「ビーズリーがね、まず初回から飛ばしててね。2軍で7回投げる分ね、1軍じゃあ5回かなあというね。ま、でも5回のピンチも切り抜けて。でも、4回、1点とったんだけど、これで終わりかなあという感じだったね。だからもう、守り切るしかなかったですね。きょうは」 ―最後は木浪の好プレーも出て、リリーフ陣も抑えた。 「何ていうか、1点でもね、後ろ2人はだいぶ、ちょっと間隔あいてたしね。今は、石井がすごく調子戻ってきたんで。桐敷はちょっとね、きつかったですけど。だから、ビーズリーも、きょう土曜日の登板だったんでね。ある程度、後ろいけたんで。そのへんは、ちょうどね、6連戦でもよかったですね」 ―ビーズリーの良かった点は? 「ピッチングコーチに聞かせたら、最後はちょっとバテてたみたいですけどね。コントロールを乱したけど、それまではね、本当に、ファームでもずっと登板のときはコントロールもいいし、ストレートもだいぶまた速くなっているので、変化球もいいので、5回くらいまではいってくれるかなという感じでしたけど、十分ですね」 ―7、8回は選手を代えながら、バントもしながら仕掛けていった。 「追加点のチャンスはそんなにないと思っていたけど、あのフォアボールからチャンスをもらったけど、ねえ、あそこで1本打っていたらもっと楽な展開だったけど、それもしょうがないですね」 ―大山は先発に戻ってから2試合連続のタイムリー。 「まあそんなに納得いく当たりじゃないと思うけど、打点もついてね、そういう意味では徐々に打席の中で余裕が出てきたというか、これからもうちょっときれいなヒットでタイムリーを打ってくれると思いますよ」 ―明日は前回完封した才木。 最初から飛ばして、6連戦の最後なんで、後ろのピッチャーも結構まだ投げられるピッチャーいてるんで。とにかく初回から全力でいってほしいですね」 (ペン囲み) ―ビーズリーはバテたのを見て代えた。 「おう、もう球数じゃなかった。初回から飛ばしとったからな。えらい飛ばしてるなあ思たけど、これも今年初めての先発やし、それはしょうがないし、そらもう気合いも入っとったし。もうとにかくいける、バテるまで、バテるというか、最低五回というのがあったよ」 ―石井が復調したことで代えやすかった。 「いやいや、うん。結局5人いるからな、5回やったら。1イニングを2人ぐらいでまかなうというかな、そういう感じはあったけど、石井が本当いい形で戻ってきてくれたんで、もう十分ねイニング任せられるというね、そういう状況やろね、今は」 ―桐敷は3連投。 「うん、3連投はあれや、名古屋はあれはブルペンや(笑い)。名古屋はブルペンと思っといてええ。明日は休ますけど。名古屋はブルペン、復帰明けのブルペンと思っといて」 ―1点差に強い。 「いやいや、もう、4回1点取った時に、今日は1―0で勝つしかないでってベンチでも話してた。そんなチャンスはないってな、打ちづらそうにしてたからな、みんな」 ―シャットアウト大きい。 「いやいや、もうシャットアウトするしか勝つのないやん、それしかない。それだけブルペンに任せられるからな、それは強みやわな」 ―ヤフーレ変化球がタイミング合わない。 「なんかな、あれ、タイミング合わんみたいやな、なんかな、見逃してるのはな。なんかこう、曲がる時と曲がらん時というか、なんかけっこう変化するみたいやで」 ―大山は四球と後の初球を。 「昨日も今日も飛んでるコースがええだけでな、本人は納得いってないと思うけど。あの1点が結局決勝点になったわけやからな。だからバントとかしても今日はつながらんと思ったよ。ヒットが出んもん。おーん。だからなんかラッキーパンチないかなぁとそんなことばっか考えてた。きっちりしてもな、スコアリングポジションにいってもタイムリー出んよ、今日は。おーん」 ―大山はこういうヒットから徐々に上がってくる。 「そうなってくるやろうな。そら、バッターはやっぱりゲームでヒット1本、打点がついてくる。それが一番大きな、練習でなんぼいい当たりしてな、感じようなってきたなと思ってもゲームで結局結果が出んかったらな、ずっとその流れでいってしまうから。Hのランプがついて、打点もついてという、それが一番のバッターに対しての復調の薬やで、それが」 ―青柳の2軍登板は。 「いや、ないやろ、それは。おーん。もう今度はあれや、交流戦や。次当たるの巨人やん。左ばっかやろ」
報知新聞社