ことしのGWは最大10連休の人も 旅行の行き先は「海外」パスポートセンターは混雑 国内も「長距離」に 福岡
FBS福岡放送
さて、ゴールデンウイークまであと2週間ほどですね。大手旅行会社によりますと、去年より“海外旅行熱”が高まっています。行き先の選定には、円安や物価高の影響が見られるようです。
9日、訪ねたのは福岡市・天神にある福岡県パスポートセンターです。 ■元木寛人フィールドキャスター 「午後2時半を前に、中はこのように混雑しています。現在、パスポート申請の待ち人数は28人となっています。」 訪れた人に、パスポート申請の目的を聞きました。 ■20代 「上海に行きたくて(予算は)20万円ぐらい。」 「韓国に旅行しようと思って。コロナ明けてから初めて行きます。すごく楽しみです。」
こちらのパスポートセンターでは、ことし1月から3月までの申請者が、去年の同じ時期に比べ1.4倍に増えました。長いときには2時間待ちにもなるといいます。 ■福岡県パスポートセンター・入江 啓之さん 「年が明けて非常に多くなっています。春休みに入って、お子様連れで来られる方が増えたので、おそらくGWに向けてパスポートを取られているのではないかと思う。」
およそ2週間後に控えるゴールデンウイーク。ことしは3連休と4連休があり、間の3日間も休むと、最大10連休となります。 大手旅行会社JTBの調査によりますと、ことしのゴールデンウイーク中に旅行を計画している人は2332万人で、去年とほとんど変わりませんが、海外旅行は52万人と去年のおよそ1.7倍に増えています。 福岡から向かう人気の行き先はどこなのでしょうか。
■JTBトラベルゲート天神・橋口善平店長 「第1位は台湾です。(地震で)不安の声をいただくことはありますが、さほど大きな影響は感じていません。特に人気がある台北については、旅行の受付停止などもしていないので。」 続いて2位は、韓国です。 ■橋口店長 「相変わらず人気が高い方面で、ソウルにしても釜山にしても非常に問い合わせが多いです。福岡空港から直行便で多くの便が就航しているのと、博多港から高速船が出ているというのも大きいのではないかと思います。」