「ニューバランスはスニーカー界のジャズ」ナルバリッチJQが愛してやまない厳選6足
ニューバランスラバーたちに、お気に入りのモデルや忘れられない1足について語ってもらう本連載。 ▶︎すべての写真を見る 第6回のゲストは、バンド「Nulbarich(ナルバリッチ)」のボーカル・JQさんだ。
若い頃は“ニューバランス=おしゃれ”という認識がなかったというJQさん。そんな彼の価値観を変えたエピソードとともに、お気に入りの6モデルを紹介してもらった。
【1足目】「BB550」
ーー早速ですが、それぞれ紹介いただければと思います。 まずはBB550のレッドですね。学生時代はバスケ部に所属していたんですが、当時はニューバランスを履いておらず、このモデルの存在も知りませんでした。というより、ニューバランス=バッシュのイメージがなかったんですけど、大人になった今、ちょっと挑戦的な姿勢で買ってみたんです。 この色にした理由は、カラバリの中で自分にハマりが良かったからですね。履きやすいですし、コートシューズなのに全然疲れないんですよ。
【2足目】「BB650」
翌年には、ハイカットモデルのBB650も購入しました。ここ2~3年、いろいろなブランドがレトロなハイカットスニーカーを復刻する流れがありますが、その中でデザイン性がいちばん良かったのが決め手です。 バッシュとスウェットは相性が良いので、スウェットスタイルと合わせることが多く、昔のバスケット選手のように上まで紐をギュッと縛って履いていますね。
【3足目】「770」
3足目は、2016年に復刻発売された英国製の「770」で、人生初のUKモデルです。僕は特に品番にこだわりがなく、オリジナルもどれだけ人気か知らなかったのですが、シルエットが好きだったので購入しました。 ひと目でニューバランスだとわかるシルエットと、ヒールにゴールドであしらわれたロゴのUK感が気に入っています。最近は眠らせてしまっていたのですが、購入後4~5年はずっと履いていましたね。セットアップの挿し色スニーカーとして優秀なんです。
【4足目】「90/60 NRG」
次は、スタイリストの高橋ラムダさんをきっかけに購入した「90/60 “NRG”」です。 僕自身はハイテクスニーカーをあまり履いてこなかったのですが、ラムダさんから「90/60」のスタイリングを何度か提案していただくうちに、自分が履いているイメージが想像できたので手に入れました。