元大分三好ヴァイセアドラーの小川さんが鹿児島の監督に 「九州のバレー熱絶やさぬ」決意
今秋から新たに始まるバレーボールVリーグ男子西地区に参戦するフラーゴラッド鹿児島の新監督に、大分三好ヴァイセアドラーで長年指導した小川貴史さん(45)が就任した。1日付。「大分三好で築いた九州のバレー熱を絶やさず、さらに発展させていきたい」と新天地での意気込みを口にした。 小川さんは長崎市出身。長崎南山高から鹿屋体育大に進み、2001年にビーチバレージャパンで優勝。03年に大分三好(当時三好循環器科EKG)に加入した。 得点源としてチームを引っ張り、主将や兼任コーチを務めた後、14年からは監督に就任。国内最高峰のリーグで浮き沈みも経験しながら指揮を執り、21年に退任した。その後は今年5月の休部までチームディレクターをしていた。 鹿児島には大分三好に内定加入していたリベロ森田元希(22)=大分南高出身=ら2人も入る。他の選手も続々と移籍先が決まりつつあるという。 Vリーグは今季から機構改革し、男子は旧2部と3部が東西に分かれる。西地区は計10チームが参戦する。小川さんは6月末から単身赴任で鹿児島入りした。 「高いレベルでバレーができる環境を九州に維持し、大分県民にも地元のように応援してもらえるチームを目指したい」と抱負を語った。