安房の子どもは9352人 10年前と比べ3割以上減 本紙まとめ(千葉県)
5日の「こどもの日」にちなみ、房日新聞社がまとめた安房3市1町の14歳以下の子どもの人口(4月1日時点)は、昨年より512人少ない9352人だった。10年前(平成26年)と比べると、4329人少なく3割以上減少している。 内訳は男子4881人、女子4471人。5歳ごとの年齢別では、10~14歳が3941人なのに対し、5~9歳が3116人、0~4歳が2295人と少子化の加速を示している。 市町別では、館山市3843人(10年前と比べ29%減)、鴨川市2566人(同32%減)、南房総市2545人(同33%減)、鋸南町398人(同40%減)。10年前との比較では、鋸南町が最も減少率が大きかった。 令和5年度(館山市は5年)の1年間に生まれた赤ちゃんの数(出生数)は、館山市199人、鴨川市127人、南房総市91人、鋸南町9人。20年前(鴨川市は合併後の18年前)と比べると、館山市49%減(平成15年391人)、鴨川市55%減(17年度285人)、南房総市66%減(15年度271人)、鋸南町82%減(同50人)となっている。 県では、昨年5月に県内の市町村と連携し、県少子化対策協議会を設置。県子育て支援課こども未来室の担当者は「若い世代に向けた婚活などのさまざまな支援に引き続き取り組み、少子化対策に力を入れていきたい」と話している。