日本初上陸『ぼーっとする大会』 参加者全員が無表情で競い合う
日テレNEWS NNN
2014年から韓国で開催され、台湾や香港、オランダで開催されるなど世界で広がりを見せている『ぼーっとする大会』が日本で初開催されました。107人の参加者がぼーっとしました。 『ぼーっとする大会』は、参加者が何もせずに90分間ただ、ひたすらぼーっと過ごすだけの大会です。参加者はそれぞれの職業・立場を象徴するような格好で参加。スマートフォンなどの連絡手段や時計を見ること、そして寝ることも禁止。いかなる行動もとらず、眠気を乗り越え、いかに“ぼーっとした状態を維持するか”を競います。競技中は4色のカードが渡され、赤「マッサージ」、青「水分補給」、黄色「カイロの支給」、黒「トイレや体調不良などの緊急事態」といったサービスを受けることが可能です。 観覧者が参加者の表情などを見て投票する『芸術スコア』と、開始前と大会中15分おきに計測する心拍数の変動の少なさを判定する『技術スコア』をもとに審査し、優勝者を決定します。
■先生や医師、歌手など107人が青空の下で“ぼーっと”
発起人のウップス・ヤンさんは、せわしなく過ごす現代の人々に対し「一度同じ時間、同じ場所でみんなでぼーっとしてみるのが大事」と大会に込めた思いを語ります。 東京大会の会場は港区の高層ビルが立ち並ぶ、虎ノ門ヒルズ内にある芝生広場。10代から60代までの64組107人がエントリー。祝日ということもあり学校の先生、医師、編集者、学生、歌手、YouTuber、ドローンパイロットなど様々な職業の方が参加しました。 第1回大会を制したのはダンスカンパニーとして世界各国を回っているという3人組。「なかなかチケットが売れなくて、集客に困って疲れちゃって、それで1回ぼーっとしようかと思って参加しました」「(優勝に)びっくりしてます!」と喜びを語りました。 なお優勝者には表彰状やトロフィーのほか、次の大会への招待券や高級パジャマが贈られました。