埼玉・秩父、関東屈指ロウバイの名所が見頃　ライトアップやハイキング企画も

　関東屈指のロウバイの名所として知られる長瀞宝登山臘梅園(宝登興業・埼玉県長瀞町)。2月下旬ごろまでが、ロウバイの可憐な黄色い花の見ごろとなる。同園と秩父鉄道(埼玉県熊谷市)はこの期間、「宝登山ロープウェイの繰り上げ運転」「長瀞宝登山臘梅ライトアップ」「ロウバイを楽しむハイキング」などの企画を実施する。 　標高497メートルの宝登山山頂一帯約1万5000平方メートルには、今シーズンから加わった新種のロウバイ「福禄寿」(別名「宝登のかがやき」)を含む5種類・計約3000本のロウバイが植栽されている。晴れた日には、山頂から武甲山、両神山、秩父の町並みが、ロウバイの濃厚な甘い香りの中で一望できる。 　1月20日(土)から2月25日(日)の土日祝日は、宝登山ロープウェイの始発について、通常9時40分のところを9時に繰り上げて運転する。9時以後15分間隔運転。同期間の毎日、長瀞駅前と宝登山山麓駐車場の間を結ぶ無料シャトルバスを運行する。平日10時～16時15分の30分間隔、土休日の9時40分～17時の15分間隔。 　長瀞駅から宝登山山頂は、約4km・約80分の初心者でも安心して歩けるハイキングコース。1月27日(土)～2月12日(月・休)は、「長瀞宝登山臘梅ハイキング」(秩父鉄道・東武鉄道合同開催)を開催する。当日受付・自由歩行・参加費無料で、長瀞町観光案内所(秩父鉄道 長瀞駅前)で9時30分～11時に参加を受け付ける(往復約8km、所要時間約2時間20分)。 　5回目となる「長瀞宝登山臘梅ライトアップ」は、1月27日(土)～2月25日(日)の土日祝日限定で日没から19時。ライトアップ開催日は宝登山ロープウェイを19時まで運行する。見頃を迎えたロウバイは、艶やかに照らされ、秩父地域の夜景も一緒に楽しめる。 　長瀞宝登山臘梅園の1月17日時点の開花状況は、西ロウバイ園が2～3分咲き、東ロウバイ園が1～2分咲き、四季の丘が2～3分咲き。 　秩父鉄道では、2月29日(木)までの期間、7500系1編成の車両に特別ヘッドマークを掲出して運転。1月下旬から秩父鉄道ホームページ内に特設サイトを開設し、ロウバイ開花状況やおすすめイベントなどを紹介している。