【イケオジ名鑑:追悼アラン・ドロンさん】その美しさは神レベル!世界中を陶酔させた稀代の二枚目俳優
いま巷はイケオジブーム! 20代、30代の生命力あふれる男性が魅力的なのは当然として、“年齢がやや上めのオジサマ”が気になるという方、じわじわと増えているようです。 その美しさは永遠に……。いま改めて振り返りたいアラン・ドロンの軌跡 今回ピックアップするのは、アラン・ドロンさん。その魅力を、イラストレーターの平松昭子さんが独自の視点で、コミックと文章でお届けします。 * * * * * 世紀の二枚目俳優、アラン・ドロンさん。 80年代に訪日された時は、まるで神が降臨したかのような熱狂ぶりで、失神しそうになった女性ファンもいたと言われています。 『太陽がいっぱい』の解説で、淀川長治さんもドロンさんの美貌を大絶賛! サスペンス映画は怖くて一人では観れない私も、美しくて少し影のあるドロンさんの魅力に引き込まれ、お気に入りの作品の一つになりました。 その後、『あの胸にもういちど』など30代頃までの映画はいくつか観ましたが、それ以降は観ていなかったことに気づき、50代の作品『アラン・ドロン/私刑警察』を無性に観たくなりました! 渋くてかっこいいイケオジのポリスアクション映画のようです。 日本のテレビCMにも出演されていたドロンさん! なんでも、映画で共演した三船敏郎さんが、CM出演の橋渡しをされたのだそう。ドロンさんが男のエレガンスについてつぶやく姿に、またしても日本中の人たちがイチコロに! ファッションもよく話題になるドロンさん。若い頃からずば抜けたセンスの持ち主で、男のフレンチシックのお手本です。2019年のカンヌ国際映画祭で名誉パルムドールを受賞された時は、着崩したタキシード姿がかっこよくて本当におしゃれな方だと思いました。 2017年に引退され、この夏に惜しまれながら亡くなられたドロンさん。とても寂しいです……。 これから、観たことのある作品もそうでないものも順番に鑑賞して、ドロンさんの美学を学びたいです。 * * * * * いかがでしたか? 世の中に“イケオジ”はまだまだたくさんいらっしゃいますよね。ぜひあなたの思う“イケオジ”をお聞かせください。 イラスト・文/平松 昭子
平松 昭子